【トップギア試乗】ポルシェ 911 GT3

所有

ランニングコストと信頼性
GT3の出力はインフレに抵抗しているかもしれないが、その価格はインフレになっていない。GT3の定価2,296万円は十分に高額だが、それが抑止力にはならない。これまで同様、需要が供給を余裕で上回り、ポルシェディーラーと健全な関係を築いている人だけが、このクルマ」に近づけるだろうからだ。こういったクルマは伝統的に偉大な投資対象であり、もし992時代のGT3がこの種の最後の一台であることが証明されれば、自動的にプレミアがつくことになるだろう。

当然のことながら、オプションリストは魅力的であると同時に財政的にも困難な提案となる。このクルマのシャークブルー・ペイントは2,525ポンド(38万円)のオプション、カーボン・ルーフは2,517ポンド(38万円)、カーボン・キャップ付きドアミラーは1,052ポンド(16万円)、セラミック・ブレーキは6,498ポンド(98万円)、サテン・ブラックにペイントされたホイールとシャークブルーのリム・ボーダーは1,263ポンド(19万円)、素晴らしいフル・バケット・シートは3,788ポンド(57万円)…と続いていく。合計すると、この車には23,000ポンド(350万円)相当のエクストラが付いている。控えめにするよう、努力したんだけど。

複合燃料消費量は7.5km/L、CO2排出量は294g/km。しかし、ポルシェ911 GT3ほどサステイナブルなクルマはないとも思う。きちんと手入れをすれば、いつまでも乗り続け、楽しませてくれるだろうから。

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2021/04/32811/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 064

アーカイブ