ポルシェ タイカン クロスツーリスモ参上、テスラ モデル Sのガチライバルがゆったりスペースのエステートに変身

2020年には、欧州で販売されたポルシェの3分の1が電気駆動またはハイブリッド駆動を搭載していた。2025年までには半分以上になるだろう。そんな時代の中、完全電気駆動のスポーツサルーン、タイカンはすでに大きな変化の起爆剤となっており、昨年はボクスターとケイマンそれぞれの販売台数を上回っており、2021年末までには718シリーズ全体の販売台数を上回ることは間違いないだろう。

それに今、タイカンに新しいモデルが出てきたからというのも、強みだ。タイカン クロスツーリスモは、ポルシェのライバルであるテスラ モデル Sの、オフロード対応可能なエステートバージョンだ。この例を除いて、ポルシェはテスラにはないものを提供している。これは、モデル Xという存在よりも、クロスオーバーの流行を反映しているように見えるクルマなのである。

一言で言うと、少し背が高く、室内空間が広くなったタイカンだ。クロスツーリスモのシート高は標準サルーン(現状、確かにかなり低い)よりも20mm高く、オプションのオフロードパックを装着した場合は30mm高くなる。リアには47mmのヘッドルームが追加されており、これはポルシェのパナメーラをリムジンの役目から追い出すことはできないと思われていたが、ウェルカムな後押し材料となっている。また、フロントシート下の足元のスペースも拡大され、シートを反転させた場合の最大ラゲッジ容量は1,200リッターを超え、3倍に拡大されている。

英国では、4種類のラインナップとなる:タイカン 4は375hp、5.1秒で0-100km/h、航続距離は455km、79,340ポンド(1,200万円)から。タイカン 4Sは87,820ポンド(1,320万円)で、483hp、4.1秒、航続距離は452kmだ。

純正のたイカン ターボは116,950ポンド(1,755万円)からで、ピークパワーは670hp(オーバーブースト時)にアップし、0-100km/hを3.3秒で走る。航続距離は452km。ターボ Sは139,910ポンド(2,100万円)で、オーバーブーストで750hpまでクランクアップして2.9秒で0-100km/hを駆け抜けるが、そうすることで最大航続距離を418kmまで落としてしまう。それが、先日試乗したプロトタイプだ。

クロスツーリスモには、PASM電子制御ダンパーコントロール付きエアサスペンションや、より高性能な93.4kWhバッテリーが標準装備されているが、これは低価格帯のタイカン サルーンでは、4,000ポンド(60万円)のオプションになる。

その結果、クロスツーリスモに支払うプレミアム分はスペックによって異なるのだが、同じようなタイカンの4ドアよりも1,100ポンド(17万円)ほど安くなっている。これは非常にお買い得だと思う。さらに、ポルシェ eBike クロス(7,500ポンド/112万円)やeBike スポーツ(9,500ポンド/145万円)など、非常に軽い自転車を満喫したいと思う理由は、ソフトローディング用のタイカンの新しい自転車用キャリアを十分に活用したいからなのだ。中古のボクスターをトレーラーに乗せて牽引しても、同じような喜びが手に入るという見立ては、ここにもそこにもないのだから。

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