お陀仏になっちゃったイギリス発9つのカーエンジニアリング

08ロータス エリートのファイバーグラスシャシー

可愛いでしょ?ロータス エリートのネタバレがイヤなら、読まない方がいいよ。…じゃ、残った勇敢な人のために、始めよう。

ロータスを最もよく表しているフレーズは?「シンプルにして軽量化を加える」、それとも「トラブル多発。で、だいたい深刻なヤツ」だろうか?この2つの言葉がぶつかり合っているのは、1950年代後半のスポーツカー、エリートだ。

軽量化への熱狂的な願望の一環として、エリートはストレスのかかったファイバーグラス製のシャシーをベースに、エンジンやサスペンションなどの重要な部分を保持するために小さなスチール製のサブフレームのみを使用した。これにより、現代のアリエル アトムと同様に、ルーフ、ドア、実際のボディパネルを含めて、わずか0.5トンの乾燥重量を実現。吹き抜けのアトムとは違う。

問題は、1950年代のカーボンファイバーであるグラスファイバーは、カーボンファイバーほど強くないということだった。そして、この可憐なエリートは、ハードなコーナリング時にサスペンションマウントがボディからきれいに引き裂かれるというありがたくない評判が、すぐに広まってしまった。曲がり角を曲がるとボロボロになってしまってる、と揶揄されがちなイギリスのスポーツカーの偉大な伝統を受け継ぐにふさわしいモデルである。

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