ロータス タイプ113登場でエリーゼ、エキシージ、エヴォーラの生産終了

ロータスカーズは、新シリーズのスポーツカー、Type 131 のプロトタイプの生産をへセルの工場にて 2021 年にスタートすると発表した。

新しい生産設備への投資はロータスの Vision80 ビジネスプランの一部であり、2 つのロータス サブアッセンブリ施設を統合、効率性を考慮し、ノリッジ市の中央オペレーションに移転することにより、生産台数の増加をサポートすることを見込んでいる。

また、ロータスカーズ本社のあるへセル施設への 1 億ポンド以上(140 億円以上)の投資に伴い、ロータスは約 250 人の新しい従業員の採用を予定している。 これは、株主の Geely(吉利)と Etika(エティカ)がロータス所有権を取得した 2017 年 9 月以降にロータスに加わった 670 人に追加となるということだ。

新しい雇用は、ロータスカーズと世界的に有名なエンジニアリングコンサルタント部門であるロータスエンジニアリング、両方におけるエンジニアリングと製造における役割を担い、ロータスエンジニアリングは今年後半に英国ウォーリック地方に Advanced Technology Centre を開設する。

だが、寂しいことに、2021 年に生産終了となるのはエリーゼ、エキシージ、エヴォーラだ。

エリーゼは 1995 年に発表され、押し出し接着結合されたアルミニウム、ハイテクコンポジット、軽量のノウハウの先駆的な使
用により、少量販売のスポーツカー業界に革命をもたらした。

エリーゼで開拓された技術を用いて、2000 年に発売されたエキシージはすぐに 「公道を走るレースカー」 の代名詞となる。 エキシージは、ロータスに期待される安全性と進歩性を備えながら、最も条件の厳しいサーキットを素早く周回しつつ、ドライバーに公道においても、エキサイティングな走りを提供する能力を示した。

エヴォーラは、収益性の高いスーパースポーツカー部門としてロータスを受賞へ導き、同業他社よりもドライバー重視で多用途のロードカーとして認められた。 モータースポーツでも、エヴォーラは世界中のナショナル GT チャンピオンシップで優勝し、ルマンで表彰台を獲得した。

ロータスカーズは、これからも培ってきた能力や技術を取り入れながら、更なる開発に努め、最優先の基準 ‘For The Drivers’ と共に、これからも Lotus の DNA を繋げていく。

ロータスカーズの CEO であるフィル ポップハムは 「ロータスにとって今年はとても壮大な一年で、新しい車両は新しい施設よりデリバリーされ、よりレベルの高い品質と効率で車両の生産が行われます。 世界は厳しい状況ではありますが、ロータスは、Vision80 ビジネスプランの実現に向けて順調に進んでいます。そして、Vision80 ビジネスプランが示すように、ロータスの未来は継続的な革新に満ちています。 そして、2021 年は車のデザインとテクノロジーに大きなインパクトを残し、自動車業界に革命をもたらしたエリーゼをはじめとする現行モデルのレガシーも常に振り返ります」 と述べた。

ロータスカーズのエンジニアリング担当エグゼクティブディレクターであるマット ウィンドルは、「新車に取り組んでいるエンジニア、デ
ザイナー、技術者の有名なチームは、常にエリーゼ、エキシージ、エヴォーラの能力や特徴、技術の素晴らしさを考えています。

私たちのチームのメンバーは、新旧を問わず、今まで培ったノウハウと今後の革新を融合することに全力を注いでいます。今後生産される新たな車が将来をリードする存在となり、ロータスの価値観にしっかりと取り組んでいることを保証します」 と述べた。
エリーゼ、エキシージ、エヴォーラは長年に渡りロータスのビジネスに大きく貢献し、最終モデル生産終了時には、合計で約55,000 台を生産したことになる。

ロータスは 73 年間の歴史において多くの自動車の伝説を生み出してきたが、ハイパーカーのエヴァイヤと新たな Type 131 スポーツカーは、ヘセルに新たな革新と伝説の夜明けをもたらすことだろう。

http://www.lotus-cars.jp/

 

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