09ヤマハ OX99-11
ヤマハのF1エンジンを搭載したOX99-11は、実物に近い形で登場した。英国で開発され、3.5リッターV12エンジンを搭載した3台のプロトタイプが製造されたが、ヤマハは1994年にこのとんでもないスーパーカーが売れないと判断し、その開発を中止した。価格は80万ドル(8,250万円)前後とされていた。
少なくとも3台のプロトタイプはまだ存在している(2018年のイベントで一緒に写っていた)。驚異的な10,000rpmで400hpを発揮するV12と、その構造に使用されているカーボンファイバーのおかげで1トンの空車重量を持つOX99-11は、時速97km/hをわずか3秒以上でヒットさせ、最高速度は320km/hを超えると言われている。
C21で、タンデムスタイルのシートを採用したジンガーは革新的だと思っていただろう。OX99-11は26年前にそれを実現しちゃってたんだけどね。