上の写真を見ると、悲しそうな表情をしたスープラがサスペンションを地面にドスンと落としているのが分かるだろう。しかしこれは日本の田舎で見捨てられて放置されている200台以上のレースカーや希少なクルマの1台に過ぎないのだ。こういったものは、当時は「to-do リスト」にあった中古のレーシングカー、ドナーカーや部品保管車であったり、あるいは単に創業50年の自動車修理店でもあるレーシングショップのプロジェクトが、いつの間にか忘れられているだけといった事情が多い。中には素晴らしいほど熱心で、繁盛しているレーシングショップもあり、そういったところでは見事な修理も施されている。だから決して、こういったクルマが愛情不足によって見殺しにされているのだとは考るべきではない。彼らはただただ忙しいのだ。そして、たいていのショップのオーナーには、貴重なクルマの収集癖があることも事実である。アメリカンマッスルカー、JDMのレーシングカー、数え切れないほどの特別仕様のアルピナ、軽のスーパーカーなど、その他ありとあらゆるクルマを所有しており、それら全てにもまた、魅力的な物語があるのだ。
日本にある朽ちた廃車墓地には、貴重なお宝がザックザク
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19ページの80スープラが動かないなんて遠ても悲しいです。