「もう、新車でMT設定があるクルマを探すのすら大変なのよ…」と、お嘆きのMTファンのアナタ。MTが準絶滅危惧種されているというこの時代に、MT設定のみ/オンリーの限定車が、フィアット 500 / 500C(チンクエチェント/チンクエチェントシー)から発売されるのだ。マニュアルトランスミッションや特別装備を採用した限定車「500 / 500C Manuale+Cielo(マヌアーレ・ピゥ・チエロ)」が、9月19日(土)より230台限定で販売される。価格は、ハッチバックが2,760,000円(限定155台)、カブリオレは2,950,000円(限定75台)。
これは、通常は500シリーズには設定のないマニュアルトランスミッションを採用し、さらに内外装をリッチに彩る数々の特別装備を付与した限定車だ。イタリア語でマニュアルを意味する「マヌアーレ」仕様であることに加え、車内から空を見渡せることから、プラスを意味する「ピゥ」、空を表す「チエロ」を融合した「マヌアーレ・ピゥ・チエロ」という名称が与えられている。
ハッチバック仕様は固定式グラスルーフの採用により、クローズドボディでありながら開放感のある車内空間を実現している。一方、カブリオレ仕様にはワンタッチで展開するブラックの電動開閉式ソフトトップが組み合わされ、オープンエアドライブを気軽に楽しむことができる。
ボディカラーには、限定車専用となる新色ポルトフィーノグリーンを採用。特別色のマットカラーがエクステリアを小粋に彩っている。また、スポーティな形状のフロントおよびリアバンパーや16インチの専用アルミホイールによりたくましさが演出されている。
インテリアには、レザーの質感が漂うテクノレザーとファブリックを組み合わせたブラックのコンビネーションシートを採用。ダッシュボードパネルはボディカラーとコーディネイトされたマットグリーン仕上げとされ、プレミアム感が高められている。
エンジンは、排気量875ccの2気筒ターボエンジンTwinAir(最高出力85ps)を搭載し、力強い走りと26.6km/L(JC08モード)の低燃費を両立している。
安全には気をつけながら、MTで秋の風を楽しみたいクルマだ。