JDMが大好きという人がこぞって軟弱なGR ヤリスを手に入れようとしている今だからこそ、これまで出てきた日本のビミョーなハッチをもう一度おさらいしとこう。
01 日産 パルサー VZ-R N1
日産 パルサー GTI-R、通称「日本のインテグラーレ」をご存知の方は多いだろう。もしくは、GTI-Rに似たユーロ仕様のアルメーラ GTIなら馴染みがあるかもしれない。しかし、これはどちらにも似ていないことを約束しよう。これは基本的には「エンジンカー」で、1.6リッター4気筒をターボなしで197hpまでチューニングし、8,600rpmのレッドラインと12bhp/リッターという数値は、現代のフェラーリに匹敵するものだった。
ああ、そして、1,090kgの重量だ。ぎこちなさが残るグラフィックを身にまとった、プジョー 306 ラリーのようだし、さらに凶暴なパワーが出ることを考えてみてよ。でも、販売されている1台を見つけると、ほぼ確実にオリジナルのパワープラントを使用していないだろう。なぜだろうね…。