デカいグリルがお好みならこれ一択!新型キャデラック エスカレード

スパイク リーのクールな動画とともに新型エスカレードがデビュー

デカいグリルが好きな人なら、新型のキャデラック エスカレードをおすすめしたい。どどーんと、これでもか!というくらいのド迫力グリルがお迎えしてくれる。ロサンゼルスでキャデラックの新型フルサイズSUV「エスカレード」が発表された。発表当日は、キャデラックの社長スティーブ カーライル氏と、エスカレードの紹介動画「Anthem」を監督および出演しているスパイク リーがステージに登場した。
北米市場で今年、第3四半期に発売される予定の新型「エスカレード」は、完全に再設計され、ドライビングダイナミクスを向上、乗員数やラゲッジスペースを大幅に拡大している。その他のエリアではその後順次スタートするが、日本導入時期は未定。製造は2015年以降、14億ドル(1,500億円)以上を投資している、テキサス州アーリントンの工場で行われる。

細かい説明をする前に、クールなスパイク リー監督のエスカレード紹介動画を見てほしい。これでだいたいの雰囲気がつかめると思う。アメリカンラグジュアリーの雄であるエスカレードを紹介するのに、これほどぴったりな表現はないという出来映えである。

パワートレインから紹介していこう。標準搭載されるのは、¥新しい6.2L V8エンジンだ。可変バルブタイミング、オートストップ/スタート機能、ダイナミックフューエルマネジメントテクノロジーを搭載し、420馬力のパフォーマンスと効率性を両立させている。

エスカレードに初めて、新たな選択肢として3.0Lターボディーゼルエンジンが用意された。このエンジンは自信に満ちたパフォーマンスとトレーラーのけん引能力を発揮できるように設計されており、パワーバンド全域で強大なトルクを発生します。その最大トルク623Nmは、6.2L V8ガソリンエンジンと同等である。

どちらのエンジンにも、エレクトロニックシフトコントロールを備えた10速オートマチックトランスミッションが組み合わされる。また、全モデルにトレーラーパッケージが標準装備されている。オプションのトレーラリングインテグレーションパッケージを装備すると、より強化されたトレーラー体験を提供する。

新開発の「独立式リヤサスペンション」によって、リヤの各ホイールが個別に路面状況に対応できるようになり、乗り心地やステアリングの応答性、ドライバーによる包括的コントロールを劇的に向上させた。

キャデラック独自の「マグネティックライドコントロール」は世界最速の反応速度を誇るサスペンションテクノロジーであり、引き続きエスカレードに装備される。このシステムは、センサーを使用して路面変化を連続して「読み取り」、ショックアブソーバーの減衰率を瞬時に変更します。コンピューター制御式ショックアブソーバーよりもはるかに速く反応し、大型のSUVでは共振しがちなボディの上下動、ボディロール、振動を低減させる。

業界初の「湾曲型OLEDディスプレイ」、初採用の「AKG製オーディオシステム」、定評あるキャデラックの半自動運転の高速道路運転支援システム「スーパークルーズ」など、市場に先駆けた独自の最先端テクノロジーの採用により、この第5世代のフラッグシップモデルは、20年以上にわたりリードしてきた同セグメントを再定義すべく、その先進性をさらに高めている。キャデラックの社長スティーブ カーライル氏は、「『エスカレード』を運転するということは、何か特別なものがあります。力強い存在感と先進のテクノロジーは『エスカレード』が特別な存在であり、乗るたびに特別な出来事であるように感じさせてくれます」と、述べている。

自動車業界で初めて「エスカレード」に搭載される「湾曲型OLEDディスプレイ」は、対角線の長さが38インチ超のディスプレイエリアを備え、解像度は4Kテレビの2倍。この技術により、鮮明な画像、完璧な黒を再現し、現在生産されている自動車用ディスプレイの中で最も豊富な色彩を提供する。

このシステムには、3つのスクリーンが組み込まれている。ドライバーの左側は対角線の長さが7.2インチのタッチ操作パネル付きドライバーインフォメーションセンター、ステアリングの奥は対角14.2インチのクラスターディスプレイ、さらにドライバーの右側は対角16.9インチのインフォテインメントスクリーンだ。OLEDは紙のように薄く、そのディスプレイを最適な状態で視認できるよう湾曲させている。鮮やかな色や画質を特徴とするOLEDは、多くの車両に特有のディスプレイを覆うように配置されるいわゆるフードの必要がなく、より明るく乱反射のない環境を作り出す。

また、新型「エスカレード」には、先進的かつ視認性を向上させるための次のような機能が組み込まれている。

最新型「拡張現実(AR)対応ナビゲーションシステム」(オプション)は、ストリートビューのライブ表示や目的地の方向を指示するディレクションオーバーレイ機能等を備えている。

標準装備の「サラウンドビジョン」は、4台の外部カメラで撮影した車両周辺の状況を、解像度2メガピクセルのバードアイビュー(マルチアラウンドモニター)で表示する機能となる。

トレーラーのけん引を容易にする「トレーラリングインテグレーションパッケージ」(オプション)は、最大9種類のカメラビュー(リヤカメラガイドラインを含む)を提供する。

「リヤカメラミラー」(オプション)は、従来のリヤビューミラー画面にリヤカメラの映像を表示する機能。「ナイトビジョン」(オプション)は、前方視界を改善するため赤外線を利用して夜間の歩行者や大型動物などを検知し、センタークラスターディスプレイに投影する。

新型「リヤシートエンターテインメント」は、12.6インチタッチ式ディスプレイを左右シートバックに備え、ナビゲーション機能の他、HDMIおよびUSB入力を介してゲーム、音楽、ビデオを再生するストリーミング機能を備えている。この画面には、アンドロイドスマートフォンを映し出すこともできる。さらに目的地のサジェスチョン機能では、後部座席の乗員からディスプレイを通じて前席のナビゲーション画面に推奨ルートの提案を送信し、ドライバーの返答を求めることができる。

エクステリアでは、キャデラックのアイコンである縦長の「デイタイムランニングライト」を採用しているが、新たに、細身の「ホリゾンタルヘッドランプ」を追加して、ワイド感と力強さ強調している。背が高く、垂直配置の「バーチカルリヤライト」も引き続き採用しているが、繊細なエッチング仕上げを施した、深味のある3Dレイヤーデザインを追加している。標準装備される22インチホイールは、「エスカレード」の堂々とした外観を強調している。

レイヤーデザインは、トリムエレメントやグリル表面にも追加されている。今回初めて、「エスカレード」に新グレード「キャデラックスポーツトリム」が登場。ブラックメッシュグリルやブラックトリムが外観の特徴となっている。「ラグジュアリー」モデルと「プレミアムラグジュアリー」モデルには、明るいガルバノフィニッシュが、最上位レンジのプラチナムには、専用のインテリアおよびエクステリアディテールが装備される。

インテリアデザインは、キャデラックのコンセプトモデル「エスカーラ」(このコンセプトモデルでOLEDディスプレイも初登場)の影響を強く受けている。新たな境地を開拓するため、初めて内装に「ギデオンウィスパーベージュ」コンビネーショントリムを採用した。この高性能かつファッション性の高いオプショインテリアでは、中央部分に「エスカレード」のキャビンに新たなスタイルと雰囲気を加味する特製ファブリックを配している。

新しい「湾曲型OLEDディスプレイ」は、インテリアの中心的存在であり、従来のダッシュボードに単に標準的な長方形のディスプレイを取り付けるのと異なり、デザイナーが車内環境の全体を統合し、カスタマイズすることを可能にした。その結果、テクノロジーと手作りのディテールがシームレスに融合し、見た目にも新鮮かつ一体感のあるキャビンとなっている。

電子制御と物理的なスイッチの組み合わせにより、直感的な操作が可能になった。「OLEDディスプレイ」はセンターディスプレイ用タッチスクリーンコントロールが組み込まれており、室内のすべての機能を操作するためのロータリーダイヤル式 コントローラーやステアリングホイールの操作部も備えている。その他にも、ステンレス製スピーカーグリル、ドアトリムパネルの凝ったパイピング、さまざまな色を選択できるアンビエントライティングなどを搭載している。

インテリアは、オリジナルのステッチやキルティングパターンを備えた独自のシートデザインに加え、8色ものカラーやトリムの選択により、さらに際立たせることができる。

そして、有名ミュージシャンがレコーディングスタジオやライブ会場で使用するマイクやヘッドフォンで世界的に知られるAKGのオーディオテクノロジーを、キャデラックが業界では初めて自動車のオーディオシステムに導入した。

エスカレードにオプションで装備できる「AKGスタジオリファレンスシステム」は、28チャンネル仕様のアンプを3基と36のスピーカーで構成し、驚くほど鮮明で没入感のあるサウンドエクスペリエンスを提供する。標準装備の「AKGスタジオシステム」には、14チャンネルのアンプを備えた大容量密閉型サブウーファー付きの19のスピーカーシステムを搭載している。

また、フルサイズSUVとして初めてドライバーアシスタンステクノロジーの「スーパークルーズ」を装備している。このシステムは、ライダー(LiDAR)地図データ、高精度GPS、最新のドライバーアテンションシステム、さらにカメラおよびレーダーセンサーのネットワークを使用して、米国およびカナダにおける20万マイル(32.2万km)以上の互換性のあるハイウェイでハンズフリーでの走行を可能にしてくれる。自動車線変更を含むいくつかの新機能と改善を加えた「最新型スーパークルーズシステム」を備えている。自動車線変更機能では、ドライバーが進路変更したい側の方向指示器を出すだけで、1つ隣の車線に進路を変更するようシステムに指示できる。

「スーパークルーズ」のドライバーアテンションシステムは、ドライバーが道路により注意を向ける必要がある場合、その状況を検出してシグナルを送ることでドライバーの注意力を維持させるよう補助してくれる。また最新の技術進歩により、「ダイナミックレーンオフセット」を可能にしている。これにより、他の車両が接近してすれ違うときなどに、ドライバーが不安にならないように、エスカレードの走行している車線をわずかに移動し進路を調整することが可能。また、ドライバーインフォメーションセンターに新しいメッセージが届き、特定の状況で「スーパークルーズ」が利用できない場合にドライバーに警告を発してくれる。

日本導入モデルで、どのような装備になるのか、楽しみだ。

https://www.cadillacjapan.com

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