キア ピカント
トップギアでは、このクルマを、かつて韓国のDMZ(軍事境界線)に持っていったことがある。しかし実は、ピカントを販売するのに、トップギアのスタントなど必要ではなかった。今では3代目となるこのクルマは、韓国自動車メーカーの認識を変えた、格好良くて、スマートな都会派小型車だ。キアの他のクルマと同様に、基本設計が正しいものになってきている。キャビンスペースを最大化するために、ホイールは端まで押し出され、キャビンは技術と実用性の適切なバランスを持ち、4または3気筒のガソリンエンジンは、あらゆる種類の旅行に対処するのに十分な機動性を備えている。現代の小型車において私たちを感動させ続けているものであり、このクルマも例外ではない。長い旅をすることが、人間を恐怖で満たしていた時代は過ぎ去ったのである。それがたとえ軍の検問所への旅行でさえ。キアは、日本では販売されていない。