1960 ランチア フラミニア クーペ ロレイモ
これは「チキチキマシン猛レース」と「ビッグマウス ビリーバス(大きな口で歌う魚のおもちゃ)」のハーフじゃないぞ。キングサイズのコカ・コーラボトルを手掛けた産業デザイナー、レイモンド ローウィによる一度限りの野心的な作品だった。革新的なデザインの先駆けであり、当時のエアロの傑作ともいえる一台である。ボディから取り外された2つのアウトリガーフォグランプに注目してほしい。これによって、ブレーキの冷却性能が向上した。さらに、リアウインド上にあるスポイラーや、上から蓋をされたクロームホイールなど、特徴的なものは、数え上げたらキリがないけど…。