ケーニグセグのハイパーカー「ジェスコ アブソリュート」が、またしても量産車のスピード記録を打ち立てた。最高出力1,600psのV8ツインターボを後輪のみで路面に叩きつけ、ゼロヨン(0-400m加速)において量産車史上初となる通過速度300km/h超えを達成。世界中の計測機器を焼き切る勢いで進化を続けるバケモノの、異次元のパフォーマンスをお伝えする。

ケーニグセグ ジェスコ アブソリュートは、またしても量産車の新たなスピード記録を打ち立て、世界中の計測機器を溶かし尽くすという、長く崇高な探求を続けている。
「スウェーデンの建国記念日に」とケーニグセグは語る。「ジェスコ アブソリュートは、スウェーデンのエンゲルホルム(ケーニグセグの本拠地)にある自社飛行場で、歴史的なパフォーマンスを披露した」。その歴史的パフォーマンスとは、スタンディングのクォーターマイル(0-400m加速、いわゆるゼロヨン)を8.54秒、通過速度306km/hで駆け抜け、ハーフマイル(約800m)を12.76秒、通過速度373km/hで走破したというものだ。
これは、あの「計測機器を溶かす」という領域において、2025年にケーニグセグ ジェスコが叩き出したクォーターマイルおよびハーフマイルのタイムからの大幅な進化を意味する。ちなみに当時の記録はそれぞれ8.88秒と13.27秒で、通過速度は360km/hであった。
ケーニグセグによれば「どちらの最高速度も量産車として史上最速」とのことだが、特に306km/hで8.54秒というクォーターマイルのタイムは、とりわけ「ドロドロに溶ける」レベルの凄まじさである。「この驚異的な走りは、量産車がクォーターマイルの通過速度で時速300kmを超えた歴史上初めての出来事でもある」
ケーニグセグは、ジェスコが「十分な余裕を残し、未舗装(ドラッグレース用の専用グリップ剤を塗布していない通常路面)の状態で、市販タイヤを装着し、後輪のみの駆動で」これを成し遂げたと指摘している。これ見よがしな自慢話とはまさにこのことだ。
5.0リッターV8ツインターボが絞り出す最高出力1,600psと最大トルク1,500Nmを、後輪だけへ安全に伝える試みだけでもかなりの偉業と言える。そして、ケーニグセグのテストドライバーであるマルクス ルンドこそが、その果敢な挑戦を任された人物である。
「このパフォーマンスは、ソフトウェアの新たな進化によって可能になった。この恩恵はOTA(無線通信)アップデートを通じてすべてのアブソリュート フリート(納車済みの全車両)に展開される予定だ」とケーニグセグは付け加えた。誰か、哀れなストップウォッチの気持ちを考えてやる奴はいないのか?
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=海外の反応=
「ケーニグセグはこの車で量産車のスピード記録をほぼすべて塗り替えてきたけど、肝心の『大本命』がまだだよな。アブソリュートは時速500kmオーバーも可能だって言うけど、それが実際に起きるのを俺たちはまだ見てない。年末までにその状況が変わることを願ってるよ。早ければ早いほどいい」
↑「悲しいことに、最近の最高速記録ってのは、車の性能というより『一番長い直線があるコースを借りられるかどうか』にかかってるんだよな。VW(フォルクスワーゲン)のマーケティング部門が、ブガッティの記録を破らせないためにケーニグセグにエーラ レシエン(VWが所有する世界最長の直線テストコース)を使わせないと決めたら、パーペンブルクみたいな別の場所で記録を出すのはずっと難しくなるだろうぜ」
「いい話だね……でも、Carwow(イギリスの人気自動車YouTubeチャンネル)のドラッグレースでこいつが勝ってるのはまだ見たことがないぞ。後輪駆動だけじゃ、あのパワーを路面に伝えきれないんだよ」
↑「ああ、あれは不思議だよな。最高の走りが決まった時は他を圧倒するんだろうけど、その完璧な状態を出すのがとてつもなく難しいってことじゃないか?」



