人気のコンパクトSUV「ジープ アベンジャー」が初のマイナーチェンジを実施した。外観や装備のアップデートに加え、EVやマイルドハイブリッドのほか、待望の1.2Lターボ+6速MTモデルも追加。さらにジープ85周年を記念する2026年限定のスペシャルエディションも登場する。欧州カーオブザイヤーに輝いた実力派都市型SUVの新たな進化と、現地のリアルな反響を詳しく解説する。
数々の賞を総なめにし、中でもトップギア独自の「ベスト エレクトリック シティカー」賞を獲得してから3年。人気のジープ アベンジャーがミッドライフ シェイクアップ(モデル周期の中間で行われるマイナーチェンジ)を迎える。
文字通り、驚くような変更はひとつもない。フロントグリルは再設計され(上位グレードではジープ コンパスのようにバックライトが点灯する)、バンパーは新しくなり、17インチと18インチの新しいアロイホイールが用意され、インテリアにはよりソフトなパネルが採用された。そう、スクリーンの大型化を除けば、あなたがこれまでに聞いたことのあるフェイスリフトの陳腐な決まり文句のすべてが当てはまる。
ラインナップへのその他の追加装備には、LED マトリックス ヘッドライト、フロントカメラ、そして、このちっぽけなクルマを駐車することが技術と度胸の試練となるような稀な機会(つまり、絶対にないということ)のための360度ビューカメラなどがある。
リストには「フォレスト」と「バンブー」という2つの新しいボディカラーも加わった。オプションでブラックルーフも選択できる。さらに、そういった趣味があるなら、2種類の新しいボンネット ステッカーを選ぶことも可能だ。
それで全部か? いや、そうではない。アベンジャーは今回、4種類——数えてみてくれ、4種類だ——の異なるパワートレインと組み合わせることができるようになった。そのうち3つはお馴染みのものである。248マイル(約399km)の航続距離を誇る54kWh(総電力量)バッテリー搭載のEV(電気自動車)、108bhp(約109ps)を発生し6速DCT(デュアルクラッチ トランスミッション)を介して駆動する48Vのe-Hybrid(マイルドハイブリッド)、そして143bhp(約145ps)を発揮し、あらゆる山やスピードバンプ(減速帯)に驚くほどのトルクを平然と叩きつけることができるリアモーターを備えたAWD(全輪駆動)のプラグインハイブリッド「4xe」だ。
4つ目は、まったく新しい100bhp(約101ps)の1.2リッター直列3気筒ターボで、1,750rpmから151lb ft(205Nm)のトルクを発揮し…なんと6速マニュアルギアボックスを完備している。これこそ、我々が求めていたものだ。
そして、2026年はジープの85周年にあたるため、ロゴを大きくあしらい、ご想像通り、タータンチェックのシート地、そしてゴールドのバンパー、ステッチ、アロイホイールを装備した「スペシャル エディション」も用意される。ちなみにこれはゴールド仕上げであり、24金ではない。
「人生があなたをどこへ連れて行こうとも、新型ジープ アベンジャーは常に完璧にフィットします。街では機敏に、大自然の中では冒険的に、そして『凝縮された自由』のエッセンスを中心に設計されています」と、拡大ヨーロッパ(西欧だけでなく東欧などを含んだ欧州市場全体を指すと思われるが、彼らが何を意味するにせよ)のジープ責任者であるファビオ カトーネは述べている。「ヨーロッパで設計 製造されたこの車は、新機能、さらなるアップデート、そして限定モデルである85周年記念スペシャル エディションによって、これまでで最も魅力的なアベンジャーとなり、新たな章の幕開けとなります」
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=海外の反応=
「少しは信頼性が改善されたのかな? COTY(ヨーロッパ カー オブ ザ イヤー)受賞直後から、あちこちの長期テストレポートでアベンジャーがかなり酷評されていたのを覚えている。あれは残念だったな」
「電動AWDバージョンはまだ出ないの?」
「スタイリングはすごく気に入ってるし、街中で使うには十分に実用的な小ささだ。それにICE(内燃機関)、マイルドハイブリッド、EVの選択肢まで用意されている。かなり賢明な戦略だ」
「都市生活者向けのSUVなんて、まったくもって無意味だ」





