フォルクスワーゲンが、ゴルフGTIの誕生50周年記念モデル「エディション 50」でニュルブルクリンク北コースのFF市販車最速記録を更新した。タイムは7分44秒523で、2023年にホンダ シビック タイプR(FL5)が樹立した記録を僅差で塗り替えた。325psを誇る最強のGTIが、日本の宿敵から王座を奪い返したことで、ホットハッチ界の覇権争いは新たな局面を迎える。
フォルクスワーゲンは、ゴルフ GTI エディション 50を用いてニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)におけるフロントホイールドライブ(FF)市販車の新記録を樹立した。ベニー ロイヒターの極めて巧みなドライビングにより、7分44秒523という、実に、いやはや驚くほど速いタイムを叩き出したのである。
このタイムは、2023年にホンダのFL5型シビック タイプRが記録した7分44秒881をわずかに上回るものだ。これはホットハッチファンにとって素晴らしいニュースだろう。もちろん、ホンダがこのまま黙って引き下がるとは思えないが。
覚えている読者もいるかもしれないが、この「エディション 50」は昨年、すでに7分46秒13を記録しており、ニュルにおけるフォルクスワーゲン市販車としての最速の座に就いていた。しかし、当時は路面が湿っていた。当然、彼らはもう一度挑戦しに戻る必要があったというわけだ。
エディション 50は、歴代の市販ゴルフ GTIの中で最もパワフルなモデルでもある。2.0L直列4気筒ターボエンジンは、325ps(321bhp)の最高出力と420Nm(310lb ft)の最大トルクを前輪へと送り出す。また、今回の記録達成車両にはオプションの「GTIパフォーマンスパッケージ」が装着されていた。これには5mmのローダウンサスペンション、軽量エグゾーストシステム、19インチ鍛造ホイール、そして路面に粘りつくブリヂストン製セミスリックタイヤが含まれている。
記録走行を終えたロイヒターはこう語った。「ノルドシュライフェは、コーナー、多様なセクション、バンプ(路面の隆起)、さらにはジャンプまであるユニークなコースです。そして、このGTIも同じことが言えます。圧倒的なパワーと非常にニュートラルなセットアップを兼ね備え、同時にどんなバンプも難なくいなす能力を持っています。したがって、ゴルフ GTI エディション 50は単なるアニバーサリーモデルではありません。技術的な専門知識、情熱、そして50年にわたるGTIの歴史が融合したとき、コンパクトセグメントのパフォーマンスがどうあるべきかを示しているのです」
次は君の番だぞ、ホンダ。
【補足・注釈】
ベニー ロイヒター(Benny Leuchter): フォルクスワーゲンの開発ドライバー兼レーシングドライバー。ニュルブルクリンクを知り尽くしたスペシャリスト。
ノルドシュライフェ(Nordschleife): ニュルブルクリンクの北コース。全長約20.8kmの過酷な旧コースを指し、新型車の開発聖地として知られる。
セミスリックタイヤ: 公道走行可能だが、サーキット走行を主眼に置いた溝の少ないハイグリップタイヤ。
FL5: 現行型ホンダ シビック タイプRの型式名称。
トップギア・ジャパン 072:トヨタが放つV8スーパーカーの衝撃と、2026年を支配する18台
VWが気になった方へ
中古車相場をチェックする在庫車多数ガリバー
![]()
今の愛車の買取価格を調べる カーセンサーで最大30社から一括査定
![]()
新車にリースで乗る 【KINTO】
=海外の反応=
「VWはお見事。でも……疑うわけじゃないけど、シビックが履いてたタイヤもほぼセミスリックじゃなかったっけ? 多分そうだと思うけど、確かな証拠が見つからないんだよな。タイヤ技術の進化はめちゃくちゃ速いし、FL5の記録時のコメント欄でもその点は散々議論されてた。専門誌の記事にある通り、現実世界ではシビックこそが地球上で最も速く、かつ楽しいスタンダードなハッチバックの一つなのは間違いない。GTIが猛烈に速いのは分かるけど、最近のゴルフはちょっとストイックすぎて遊びが足りない気がするんだよな。もし手元に10,500,000円(5万ポンド)あっても、今はどっちも買わないかな。もっと遅くても常用域で楽しい車、例えばスズキ スイフトとか、現実的にはフィエスタ STを選ぶよ」
「ホンダが記録を作った時、リアシートを外してロールケージを組んだり、市販車では選べないタイヤを使ってたりして物議を醸してたのを覚えてる。今回のも条件がどうだったのか気になるところだな」
「誰かFFのスーパーカーを作ってくれないかな。このクラスの車がFF最速を競ってるのを見るのは、なんだか不思議な気分だよ」





