米国に拠点を置く新興メーカー「ヴィットーリ」が、イタリアのデザインハウス、ピニンファリーナとタッグを組み、新型V12ハイブリッド・ハイパーカーを発表した。完全自社開発のパワートレインを搭載し、わずか50台が限定生産されるという。しかし、その車名や価格、性能詳細は未だ謎のまま。我々が掴んだ全情報と、その美しいデザインを徹底解説する。
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車名はない。だが、目的はある。スピードとパワー、そして見た目の美しさ、だ。これを手掛けるのは、「ヴィットーリ」と名乗る新会社。彼らは、デザイン愛好家として名高い、あのピニンファリーナ(Pininfarinaは、長年にわたりフェラーリのデザインを手がけてきた、イタリアの伝説的なカロッツェリア/デザイン工房)にデザインを依頼した。ヴィットーリの本社は米国に置かれるが、設計と製造はイタリアで行われるという。
「見た目の美しさ」については、諸君の判断に委ねよう。我々の目には、少々ありきたりな感は否めないが、まずまずの出来に見える。そして「スピードとパワー」については…うむ、これもまた、諸君の想像に委ねるしかない。なぜなら、ヴィットーリもピニンファリーナも、パワートレインや性能に関する詳細を、未だ一切明らかにしていないからだ。
ちょっと待って、まだ帰らないでくれ! 上の画像をよく見ると、6つのポートを持つバンクが2つ、そしてその上には12本のエキゾーストパイプが誇らしげに鎮座するエンジンの姿がある。これをもって、我々トップギアは、これがV12エンジンであると、自信を持って予測できる。新型V12だ!
ヴィットーリによれば、この新しい「独自開発」のパワートレインは、イタルテクニカ (Italtecnicaは、レース用エンジンや車両開発などを手掛ける、イタリアのエンジニアリング会社)という会社が開発するという。もし諸君が、愛読書である『新型V12ハイパーカーを掲げるブティックカーメーカー大全』を最近読み返したばかりなら、イタルテクニカがガレージスティ&カンパニーのGP1用V12も手掛けていることを思い出せるだろう。
ヴィットーリのV12はハイブリッドとなり、「指先で意のままになるパワー」を提供するとのこと。耳元で感じるパワーよりは、マシであることを願いたい。その他、ヴィットーリはアクティブリアウィングによる空力性能に注力し、車内には物理的なスイッチ類もいくつか配置したようだ(もちろん、お約束のスクリーンもあるが、小さいものだ)。
このクルマは今月下旬にマイアミでデビューする予定で、「走行可能なコンセプトカー」であり、「生産版に向けたヴィットーリの旅の始まりに過ぎない」と我々は聞かされている。その生産版だが、わずか50台が製造されるという。価格は未定。車名と共に、追って発表されるそうだ。
400号記念:UK400マイルロードトリップ/フェラーリ F80/フェラーリハイパーカー:トップギア・ジャパン 069
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=海外の反応=
「最近は、新しいファミリーセダンよりも、新しい1億円カーの方が多いんじゃないか」
「俺だけかな? ジャガーっぽく見えるんだが」
「このデザイン、好きだわ。どうせまたリブートされるであろう、次のバットモービルはこれで決まりだろ」
「ベイパーウェア(発表だけで発売されない製品)なクルマ市場が、今日も元気に繁盛していて何よりだ」
「ピニンファリーナがデザインしたクルマの中では、最高に美しいとは言えないな」
「退屈だな。ハイパーカーが、ここまで没個性的になれるものか? AIにデザインさせたとしか思えん」