ロータス エレトレも導入!トップギアが集めてきた世界の超クールなパトカー38選

「逮捕するー!」と叫びながら拳銃をバンバン撃ちまくっていたのは、バカボンに出てくる本官どのだったけれど、あんまりパトカーには乗ってなかった気がする。新旧合わせて、世界の超クールなパトカーを34台ご紹介。ランボルギーニからジムニー、シビック タイプRまで、国によって採用車の個性がいっぱいだ。

ドバイ警察 ロータス エレトレ R

ドバイの白と緑の観光警察パトロール隊に最近加わったのは、100km/hで走る犯罪者を3秒未満で捕まえることができる、900bhpのロータス エレトレ Rだ。電気自動車万歳!プレスリリースの中で同警察は、「ブルジュ ハリファ、シェイク モハメッド ビン ラシッド大通り、ジュメイラ ビーチ レジデンス、その他の観光地などの主要な観光地における警備を強化する」と述べている。

日本の警察 レクサス LC500

レクサス LC500をマンガの世界から抜け出してきたように見せるには?白と黒のユニフォーム(と赤いライト)を貼り付けるのだ。このV8スーパークーペは、交通取締車として悪人を追い詰める。日本のスピード違反者の皆さん、ご注意を。

アブダビ警察 ライカン ハイパースポーツ

最後にこれを見たのはいつだった?もしあなたがアブダビに住んでいるのなら、法に触れたことがあるのかもしれない。このライカンに何が施されたのかについては、新しいカラーリング、いくつかの青と2色という目に見えるものを除いては、特にわかっていることはない。

これはライカン ハイパースポーツで、現存する7台のうちの1台ということになる。1台の価格は約200万ポンド(3.8億円)で、最高出力750bhpの3.7リッター、ツインターボ フラット6を搭載している。Wモーターズは、0-100km/hを2.8秒、最高速度は390km/hとしている。つまり、速いってこと。

イタリア警察 ランボルギーニ ウルス ペルフォルマンテ

ランボルギーニ ウルス ペルフォルマンテが2024年、「臓器搬送および特殊サービス」車両としてイタリア警察の警告灯とサイレンを装備した車両に加わる。そのため、警察が犯罪者を高速で追跡することはないかもしれないが、その役割は人命救助において非常に貴重なものとなるだろう。

イタリア警察 フェラーリ 250 GTE

話によると、60年代のイタリアの犯罪はかなり便利だったそうだ。ポリツィア(イタリアの警察)は、アルファ 1900からジュリア 1600 サルーンへと進化していったが、まだ十分なスピードは出ていなかった。警察官のアルマンド スパタフォラは、上層部から速さをキープするために何が必要かと聞かれた。「フェラーリより良いものはないのではないでしょうか?」と彼は答えた。
結局、フェラーリを手に入れることになった。黒を基調とした仕上げで、耐久性のあるタンレザーのインテリアを備えたシャシーNo.#3999は、1963年から1968年後半まで現役で活躍しました。スパタフォラは、このクルマを運転することを許された4人の士官のうちの1人であり、高速訓練のためにマラネッロに行っていた。

カラビニエリ スズキ ジムニー

えっ、ジムニーの警察車両があるの?という人もいるかも。イタリアのカラビニエリ、国家憲兵の持ち物だ。軍警察とも呼ばれる。ジムニーに乗っていれば、大きな怖いアルザス警察ではなく、子犬の入ったバスケットを好んでいるかのように思えるカラビニエリ。悪党の心を溶かし、実際には彼らを追い詰めなければならないという面倒な手間を省こうとしているようだ。
「カラビニエリがスズキを選んだのは、敬意と正義を守るために領土内で従事する女性や男性にモビリティを与えるためであり、道路上でもオフロードでも使えるからである」と、まったくひどい英文に翻訳された文を読むと書いてあった。また別の愛らしい記述では、ジムニーを「スズキの家の中で、小さい方」と表現している。
そう、私たちの心もボーっとしてしまって、罪を犯していないにもかかわらず、すぐに自首してしまったほど。スズキ ジムニーのパトカーは、すでに活動中だ。

ビクトリア警察 テスラ モデル X

「電気自動車にすることで、環境への影響が大きく、州の高速道路のパトカーが年間何千キロも走行していることを考えると、環境への影響を減らす方法を常に考えるべきである」
オーストラリアの警察は、モデル Xの試験走行を示唆しているという。バカでかくて犯罪者を飲み込めるこのカプセルが、0-97km/hを3秒以下で加速できることも、メリットの一つだろう。これで追っかけられたら、逃走中のウート(オーストラリアでのSUVの呼び名)に、チャンスはないだろう。
さて、まだまだ続く、世界で最も素晴らしくて、最も奇妙で、最も予想外のパトカーのリストを熟読してみよう…。

'M タウン' BMW M2

ハイ・パフォーマンス・カーのための仮想都市が、M だ。BMWのM2パトカーは、単なるマーケティング・スタントに過ぎないかもしれないが、そんなこと気にしない。アメリカにインスパイアされたBMW独自の「Mタウン」のカラーリングを施したこのパトカーは、フルセットのライトと、見事なまでのブル・バーを装備している。最高!

アブダビ警察 ライカン ハイパースポーツ

アブダビ警察の、750馬力の新兵の前に、ようこそ。このライカンに何が施されたのか。目で見てわかることを除いてはだが、具体的なことは何もない。新しいカラーリング、ブルーとレッドの警告灯など、わかっていることだけにしておこう。
これは、ライカン ハイパースポーツで、アラブ首長国連邦の自動車メーカーであるWモーターズが作った、7台しか存在しないうちの1台である。1台あたりの価格は約200万ポンド(2.7億円)で、3.7リッターツインターボのフラット6を搭載している。Wモーターズは、0-100km/hを2.8秒、最高速度は389km/hと予想されている。つまり、速いってことね。

ニュー・サウス・ウェールズ警察 ホンダ シビック タイプ R

オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州の警察は、このタイプ Rで裏道を通って逃げる人をみんな捕まえているんだ。警察の単なる宣伝ツールでなければ、だけど。おや、誰か来たようだ。

ドイツ BMW i8

ドイツのパトカーに扮したBMW i8の元へ、ようこそ。かっこいいでしょ?ちょっと実用的ではないようにも見える。プラグを差し込まれた直後に、全速力で逃げてね。

US警察 フォード ハイブリッド

驚くことじゃない:アメリカの警察は、大きくて怖い見た目のSUVを使って、悪者をアグレッシブに追い詰める。驚くこと:それはV8ではなく、ホンモノのハイブリッドなんだ。マジか。

カラビニエリ ジープ グランド チェロキー

イタリアの警察が、アルファロメオやランボルギーニを転がしているのは見慣れている。このジープは、わずかにグラマラスさを抑えているだけ。

イギリス警察 ロールス・ロイス ゴースト(とりあえずいれとく)

またもや、ドバイ警察が買い物をしているのではない。上の写真の警察車両のロールス・ロイス ゴーストは、実はロールス・ロイス自身の作品で、この黒いバッジに派手なライトとサセックス警察のカラーリングを施し、地元の子供たちのホスピス「チェストナット・ツリー・ハウス」への寄付金を募ったのだ。
ロールス・ロイスは、グッドウッド本社からほど近い、チチェスターの地元警察署が開催したオープンデーに、この車両を展示した。残念ながら現役で活躍とはならなかったが、ロールスはこれが終わると、「標準的な」ゴーストのブラックバッジに戻してしまった。残念。

クイーンズランド州警察 起亜 スティンガー GT S

見よ、初のオーストラリアブランド以外のクルマが、クイーンズランド州の通りをパトロール。それは起亜のスティンガー GT Sで、おそらくこれ以上に仕事に適したクルマはないだろう。
オーストラリアの自動車産業は近年衰退しており、フォード ファルコンとホールデン コモドアという2大国産サルーンはもう生産されていない。このことは、過去数十年間、こういった、ややオーバーパワーな後輪駆動のサルーンに完全に依存してきた警察にとっては苦痛である。
幸いなことに、起亜自動車の新型スティンガーGT Sは、たまたまわずかにオーバーパワーの後輪駆動サルーンになっていて、完璧な代用品の役割を果たしている。ツインターボのV6は365hpを発生し、時速100キロまでを5秒以下で走り、ほとんどの悪党を捕まえるのに十分だと思う。クイーンズランド州警察局は当初50台を購入したが、最大200台までの導入もありえる話しだ。

イタリア州警察 ランボルギーニ ウラカン

ランボルギーニは、国のハイウェイパトロールに2台目のフラカンを寄贈した。1台目と同様に、「通常の警察業務」と、血液や臓器の緊急輸送のために使用される。当然ながら、完全に標準的なパトカーじゃない。610hpのN/AのV10と全輪駆動システム、そして普通のパトカーにある装備は全て揃っている。ライト、サイレン、ラジオ、ビデオカメラ、銃架など。タイヤは「ポリスミディアムブルー」のボディワークに合わせて、特別にブルーのサイドウォールが付いている。

イギリス警察 フォード マスタング V8

これは、警察のカラーリングを施したフォード マスタングの写真。見た目がファンタスティックなのはご納得いただけると思う。
だが、これは-どうやら-生産前のモデルで、全国警察フリート管理者協会のトレードショーで展示されているものだ。つまり、イギリスの街角での警察活動からは少し外れているということだね。
しかし、パトカーとしては、確かに最もクールなクルマの一つに数えられる。え、違う?

カラビニエリ アルファ ロメオ ジュリア QV

イタリアのスマートなスーツに身を包んだカラビニエリ(イタリア警察の軍事部門)には、驚くべきクルマがあった。
洗練されたタイプである彼らは、フィアット 500にステッカーを貼ってツートンカラーにしただけではなかった。そんな…カラビニエリは、パトカーを選ぶときには、きちんと筋が通っている。これまでのフリートには ランボルギーニ ガヤルド、ウラカン、ロータス エヴォーラなどがあった。しかし今回は、アルファの新しいM3に匹敵する新型サルーン、503hpのジュリア QVを選んだのだ。

ドバイ警察 BMW i8

引用は簡潔だが、私たちが知りたかったことを明確に表している。ドバイの警察車両隊は世界で最もクールであるということ。「ドバイ警察は、スポーツリーグを導入することで、警察のセキュリティを強化し、技術的、科学的な開発の国際的な最高水準を維持することを常に追求してきた」
ランボルギーニ、ベントレー、アストンマーティン、フェラーリ、マクラーレンなどを所有しているが、今ではトップギア誌の2014年カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したBMW i8がガレージに加わっている。下の動画を見てよ。ドバイのパトカーが「ワイスピ」しちゃってるんだから。
そして、SFコミックから飛び出してきたようなガソリン電気ハイブリッドが中東に上陸した。
i8とその実力についてはみなさん、よくご存知だろう?

ドバイ警察 フェラーリ FF

ドバイの警察がツイッターで発表したところによると、彼らは4人乗りのフェラーリ FFの形をしたV12エンジンの追跡車両を購入していたことを認めたという。四輪駆動であることは、間違いなく、雪や氷などUAE全国での気候における、警察の追跡のために不可欠であることを証明している。

ドバイ警察 ランボルギーニ アヴェンタドール

フェラーリ FFの前にはランボルギーニ アヴェンタドールのパトカーが導入され、ランボルギーニ アヴェンタドールを運転する犯罪者を追いかけるのに便利だった。

カラビニエリ ロータス エヴォーラ S

今回のエヴォーラ Sは、世界で最も厳しく、最も恐ろしい警察であるカラビニエリ(声を大にして言うが、彼らは兵士として訓練されている)によって、必要不可欠な人間の臓器の移植を迅速に行うために使用されている。臓器の鮮度を保つための冷蔵庫も備えている。単なるイタリアの警察官と間違えないように。気をつけないと、自分の内臓を見つけることになっちゃうぞ…。

イギリス警察 カパロ T1

別な「安全啓蒙コーナー」の展示では、このカパロ T1がパトカーに変身していた。でも、もし本当に警察の追跡車両だったらと想像してみて。

イタリア警察 ランボルギーニ ガヤルド

最高速327km/h、0-100km/hは3.7秒、560hp、四輪駆動。これがイタリアの警察のやり方よな。まあ、いずれにしてもね。新しいウラカンに取って代わられたランボルギーニ ガヤルド LP560は、ランボルギーによってイタリアの州警察に寄贈され、「事故や犯罪の防止とイタリアの道路の安全性を維持するため」に役立てられましたとさ。うわぁ。

US警察 シボレー コルベット

残念ながら、リアルではないけれど、元GMのボブ ルッツが空想の産物として描いたもの。なんてファビュラスな空想の飛行だろう。

ドバイ警察 ブラバス G63 AMG

この690hpの「ワイドスター」は、0-100km/hを4.9秒で加速し、公式の最高速度は240km/hに達する。オフレコのハナシだが、結局、四輪駆動に改造されたオフロード車を適切な警察車両として導入を決定するようなドバイの警察を追い抜こうとするなら、臨床的に見ても気が狂っている人物でなければならないだろう。

ハンバーサイド警察 レクサス IS-F

はい、お次のクルマ、どうぞ。アストラやインシグニアやヒュンダイを持っていても驚かないが、本音を言うとそれよりも、416hpのレクサス IS-Fのハンドルを握るイギリスの警官を見たいものだ。そのご要望にお応えするのが、このIS-F。主に抑止力として使用されているが、逃走中の犯罪者を追跡するために使用することができる:IS-Fは、移動中に警官が国家警察のデータベースにアクセスできるようにするため、オンボードコンピュータを詰め込んだ。

ドバイ警察 アストンマーティン One-77

やれやれ、もう、ドバイ警察の勢いは止められないだろう?アヴェンタドール、FF、G63を警察の任務を遂行するクルマとしてステッカーを貼っても満足せず、ドバイ警察は、世界で最も美しく、最も希少で最速なクルマの1台、アストンマーティン One-77を採用しちゃったよ。あなたの人生のすべて、神聖なもののために、どうかドバイではスピードを出さないでね。

ドイツ警察 ブラバス CLS V12 S 'ロケット'

これが実在の警察犬みたいなパトカーではないことに感謝しよう。2006年にドイツで安全なチューニングを促進するために作られたのだが、内部には安全なものなど、何もない。中には730hpを発生するツインターボV12エンジンが搭載されており、CLS 'ロケット'の最高速度は362km/hに達している。超速!

US警察 ダッジ チャージャー

老朽化したフォード クラウン ヴィクトリアに代わるチャージャーは、アメリカの実際の警察官の声を反映して作られた、警察バッジをつけた実在のパトカーだ。実際、クライスラーは、史上最速のアメリカのパトカーであると主張している:ミシガン州警察の車両評価レースでは、パトカーとしては史上最速のラップタイムを記録した。

オーストラリア警察 HSV GTS

このHSVは、ニューサウスウェールズ州の警察官に納車され、NSW交通安全センターから資金提供を受けた、タイヤをすり減らす警察車両だ。とはいえ、このリストに載っているクルマの多くがそうであるように、実際のハイウェイパトロール/パトカーというよりは、「メッセージカー」と言ったほうがいいかもしれない。でも、もし道路で見かけたら油断しちゃだめ:中にはまだ本物の警察官が隠れていて、もし法律を破ったら、床にアタマを押し付けられるから。

イギリス警察 ロータス エヴォーラ S

ここにあるのは、パトカーに扮したエヴォーラ Sだ。ロータスがノーフォーク、サセックス、エセックス、ベッドフォードシャー、ハートフォードシャー、ケンブリッジシャーの警官に寄贈したもので、スピード違反、飲酒運転、シートベルトをしていないこと、携帯電話を使用しながらの運転をしてはいけないというメッセージを広めるのに役立っている。
エヴォーラ Sを使おうというアイデアは、ディーゼルのアストラよりも若いドライバーの興味を引くだろうというもので、このようにすれば、警察官が重要な安全メッセージを伝えることができる。また、とってもクールに見えるし。

US警察 内密の日産 GT-R

数年前、元シークレットサービスのエージェントによって運営されていた、緊急車両仕様にカスタマイズしてくれるEVIは、トップギアに、非公開だが、米国警察に覆面捜査のためのパトカーを作ることを任されていたと語っていた。ベース車両は、日産 GT-R。上の写真から判断すると、今まで見た中で最も恐ろしいものかもしれない。

イギリス警察 マクラーレン 12C

最後の仕事を終えて、スペインのリゾート地、マルベーリャで定年退職の休暇を計画している人は、上の画像が実際のパトカーではないことを、天に感謝すべきだろう。こちらは、パトカーに扮したマクラーレン 12C スパイダーだ。
この12Cスパイダーは、バーミンガムのナショナル・エキシビション・センターで開催されたオートスポーツ・インターナショナルのショーで、マクラーレンがウェスト・ミッドランズ警察にデモカーとして貸し出したもの。BMWもこれに参加して、i3も展示用として無償で提供した。
警察と自動車ドライバーの間で議論を深めるためのものであることは間違いないが、警察のカラーリングを施した12Cのスパイダーは、かなりクールに見えることは認めざるを得ない。そしてちょっと怖いのが、このストライプの下にはツインターボの3.8リッターV8が搭載されていて、616hpを発揮し、0-100km/hを3.1秒(クーペと同じ)で加速し、最高時速は328km/hに達するという能力を持っている。だから、メタクソ速いってワケ。それでは。

オーストラリア警察 ボルボ S60 ポールスター

オーストラリアで犯罪者になってしまった人は、自分の人生の選択を考え直した方がいいかもしれない。なぜなら、NSW州警察のローズベイのエリアには、ボルボ S60 ポールスターが分隊車として与えられているから。
これもなかなかの実力者だ。青い色調の下には、350hpを発生するターボチャージャー付き3.0リッターV6エンジン、6速パドルシフトオートマチックギアボックス、ハルデックス四輪駆動が搭載されている。0-100km/hはわずか4.9秒で、その13秒後には200km/hに達し、最高速度は249km/hに達しする。
さて、それでは、トップギアで少し前に運転した501hpのコンセプト ポールスター S60のような火を噴くような走りではないが、実際には、コミュニティの中なら、十分に速いポジションだ。聞いたところによると、このクルマは最初に出動するタイプではないものの、サポートカーとして、また、全豪オープン(ボルボは主要なパートナー)のようなイベントでお披露目するためのお祭り用のものとして、使用されるそうだ。
ポールスター・レーシングのドライバー、スコット マクラフリンとロバート ダールグレンがNSWポリスにS60を手渡したが、これはNSWポリスが使用する高性能ボルボとしては2台目となる。

US警察 ダッジ チャージャー

これは、2015年ダッジ チャージャーのパトカーであるが、黙秘権はある。
モンスター級のフロントブルバー、不吉なプロジェクタービームヘッドライトと流線型のシルエット - 見た目で怖がらせるだけでなく、他のアメリカのパトカーが装備しているように、今にも殴られそうってくらい、迫力あるV8が付いている。
もちろん、チャージャーのパトカーには「ペンタスター」V6(292hp、353Nmのトルク)が搭載されているものもあるのだが、自尊心のあるアメリカの警察は、V8バージョンを欲しがるだろう。具体的には、370hp、529Nmのトルクを持つ5.7リッター、HEMIエンジン搭載のV8バージョンで、0-97km/hのタイムは6秒以下だ。
この速さは、道路を行き交う大勢の犯罪者たちに、考え直させるほどの速さだ。そして、強化されたRWDシャシー、パフォーマンスサスペンション、ロードレベリングショック、ヘビーデューティーなブレーキ、スタビライザーバー、18インチのパフォーマンスタイヤ、そして今までで最も優れたスチールホイールを履いている。
内部には、おまわりさん、新しい7インチフルカラーのインストルメントクラスター、ポリス仕様のフロントシート(警察官のベルトに装着されたギアと、重罪人を縛り付けておくウエストの部分をよりしっかりとホールドするため)などなどがつく。もし、これに似た仕様にしたければ、純正部品を扱うMoparの力を借りてカスタマイズすることができる。
残念ながら、そのカスタマイズにはマルチカラーの手榴弾のラックやヘッドライトのマシンガン、リアのオイルスリック、回転式ナンバープレートなどは含まれていない。今や1964年ではないということもあるし、Moparは5歳児やトップギアが経営しているわけではないということもある。
むしろ、現代なら自動車のエレクトリックな性能を強化し、新しいグラフィックを追加し、運転席と助手席に弾道ドアパネルを装備し、運転席には後部の犯罪者に備えて鋼鉄製のシートバックインサートを装着するなんていうオプションを手に入れることができるし、その方がクールだ。

サウスウェールズ警察 フォード ラプター

サウスウェールズ警察は、フォードのラプターを試すことにした最初の警察だ。道路で逃げる犯罪者を捕まえるのには向いていないかもしれないが(時速100km/hを出すのに10秒もかかる)、他の場所ではかなり無敵のはず。

イギリス警察 フォード フォーカス ST エステート

ホットハッチだって、立派なパトカーになるんだ、特に、現行車両のものはね。カラーリングを剥がして、潜入すれば、最高の結果が得られそう。

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