85%スケールの電動ベントレー ブロワーは完全に公道走行可 なお、リトルカーカンパニーが製作したけど、そこまで小っちゃくない

この85%スケールの電動ベントレー・ブロワーは完全に公道走行可だ。リトルカーカンパニーからのお知らせ:あの、あまり小さくない車です…

オックスフォードシャーにあるリトル カー カンパニー(The Little Car Company)の最新モデルは、とても小さいとは言えない。むしろ、巨大。

リトル カー カンパニーと言えば、有名自動車メーカーと提携し、超高級ジュニアカーを製造するエキスパートとして世界的に知られている。どのジュニアカーも自動車メーカーが認めた公式ライセンス製品だ。同社は英国にて一台一台を手作業で製造しており、精巧に造り込まれた完成度の高さに定評がある。ちなみに、トップギア・ジャパン 051のフェラーリ特集号では、リトル カー カンパニーによる、テスタロッサ ジュニアが活躍した。

さて、1929年の伝説的なスーパーチャージドレーシングカーを85%の縮尺で再現したベントレー ブロワー ジュニアへようこそ。現在、保険金額が2500万ポンド(46億円)と評価されている本物は、4.5リッター、240馬力のエンジンを搭載し、火を噴き、まつ毛を焼いたのだ。全長3.7メートル、全幅1.5メートルというこの(少し)縮小バージョンは、もう少し気楽なものとなる。

最高出力20bhpの電気モーターで後輪を駆動し、最高速度は時速45マイル(72km/h)(アメリカでは弁護士系の関係で時速25マイル(40km/h)に制限されている)。フル充電すれば、スタート地点から65マイル(105km)先まで行けるはずだ。

かなり速く、かなり遠くまで行けるので、「うちの庭はブロワー ジュニアが思う存分走れるほど広くないな」と思っている人も多いだろう。

ご心配なく。このクルマは英国、EU、米国で公道走行が認められている(弁護士さん、お疲れ)ので、これで通勤することができる。タンデム乗りのパッセンジャーも連れてきて楽しもう。

モーターはバックアクスルに搭載され、バッテリーはその下に吊り下げられているため、美しいボンネットのルーバーの奥には新鮮な空気しか入ってこない。しかし、再利用された計器のダイヤル、糸で巻かれたステアリングホイール、象徴的な「ブロワー」スーパーチャージャーを装ったフロントの充電ソケットなど、本物のディテールがたくさんある。

そして、子供たちが思っているよりも大人っぽい。ボディワークのリア半分はカーボンファイバー製で、1929年当時は、宇宙旅行やTikTokなんて考えられなかっただろう。USB充電器と衛星ナビゲーションが内蔵され、バックカメラも付いている。アメリカの弁護士を満足させるためだ。フロントブレーキはブレンボ製。風でレザーキャップが乱暴に扱われるようなら、パワーを下げればいい。

そう、ドライビングモードがあるのだ。スポーツは20bhpをフルに発揮するが、ベントレーモードやコンフォートモードではそれを弱めることができる。そして、回転したアルミニウムのダッシュボードを眺めるだけ。集中できれば。The Little Car Coによれば、フリクションダンパーとリーフスプリングは快適な乗り心地を実現するためにチューニングされているとのことだが、ロールス・ロイスや現代のベントレーがそれを採用しているのを目の当たりにすることはないだろう。

急げば、ブロワーJr.のファーストエディションを手に入れることができる。最初に製造される99台は、ユニオンジャック塗装のドアと多くの1st Edバッジで飾られる。さらに、ベントレーのマリナー部門がフルサイズのコンティニュエーションブロワーを製造していたときに使用していたものと同じレザー張りも手に入る。

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=海外の反応=
「’スーパーチャージャー’を通常のチャージャーとして使用したのはいいが、スロットルペダルが中央にあり、ブレーキペダルが右側にあるっていうんじゃないだろうね?」
「ほとんどの日は少し肌寒いかもしれない。それでも、年に10日ほどしかない寒くない日にゆったり流すには最高。ドレスアップも気にならない車だ」
「大好きだけど、究極のゴルフカート以上のものはない(笑)」
「今更ブロワーと呼ぶ意味あるの?」
↑「まるで…タイカンターボ?」
「デブ猫が庶民を指差して笑うための完璧な乗り物だ」

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