販売中:日本から出品されたフェラーリ エンツォは希少カラーで走行距離227kmの逸品



一般向けが399台、ローマ法王ヨハネ パウロ2世向け1台の合計400台のフェラーリ エンツォのうち、「アルジェント・ニュルブルクリンク101/C」カラーを纏って工場から出てきたのはわずか9台だった。そして、その9台のうち、そのカラーにタンの「クオイオ(Cuoio)」レザーを合わせていたのはたった1台だけだったのである。

驚くなかれ、このクルマがまさにそのクルマなのだ。RMサザビーの「シールド(封印された)」プログラムによって提供されるこの車は、とくにこのようなエキゾチックなものに関しては、すべての価値がその仕様で決まってくる。この低走行距離の不思議な車の次のオーナーにとって好都合だったのは、このエンツォのスペックが他のどの車よりも優れていることで、文字通りまだ包装紙を纏っているからだ。それほどまでにフレッシュな一台なのだ。

2003年に日本に新車で納車された後、RMサザビーズによれば、このエンツォは「その生涯の大半を人目に触れることなく過ごしてきた」そうだ。納車されてからわずか227kmしか走行しておらず、走行登録すらされていない。しかも、そのほとんどはマラネロで走ったものだ。

そのため、この自然吸気V12の傑作には、ドアシルのプラスチック、イグニッションキーのテープ、ペダルのプラスチックなど、工場出荷時の保護パッケージがまだ残っている。もちろん、マニュアルやカバー、スペアパーツ、3ピースのラゲッジスイートもすべて揃っている。

そろそろそこに荷物を置く時期なのではと思う。あと、実際にそのV12を何らかの形で利用するのだ。それは、エンツォがフェラーリ史上最高のハイパーカーのひとつであることに他ならないから。そして、F1テクノロジー、カーボンファイバー製ボディ、別世界のサウンドトラックを備えたこの車は、最も希少な1台である。






=海外の反応=
「明らかに一度も運転されたことがなく、おそらく10回未満しか起動しなかったと思われる。20年間。つまり、ガスケット、シール、エンジン消耗品のすべてが腐りきっているのだ。運転席に座ってエンジンをかけて走り出そうとすると、壊滅的な機械的故障、電気火災、あるいはエンジンロックに至るほどだ。
確かに新車だが、それは20年間手つかずで放置されていたからに他ならない。つまり、300キロのシャットボックス並みのメンテナンスが必要な新車というわけだ。エンジンのリビルドも必要だし、ギアボックスもそうだろう。ギアボックスもそうだろう。でも大丈夫、次のオーナーはこの車を運転する目的を見出さないだろうし、おそらく車輪のついたノーマルのまま空冷のガレージのどこかに置いておくだろうから、心配はない」
↑「なぜ、ホットウィールカーと同じように、真空パースペックスケースに入れて販売しないのか、正直なところわからない」
「素晴らしいスペックとコンディションだが、機械的なコンディションが心配だ。これだけ使用頻度が低いと、あちこちのシール類が乾いてしまっているのではないだろうか。
この車を買って鍵をかけておく人には問題ないだろうが、実際に乗るつもりなら、ちゃんと走る状態に戻すのにかなりのお金が必要になるかもしれない。でも、このクルマが買えるような人なら、そんなことには目くじらを立てないだろうけど」
↑「その上、ゴム部品はすべて腐敗し、ローラーベアリングはおそらく使用頻度が低いために「ブリネリング」を起こしているだろうから、エンジンやギアボックスなどを作り直すことになる。あるいは、あなたが言うように、何もせず、投資として扱う可能性もあるね」

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