新型シトロエン C5Xが大いに話題だ。だが、CX5がフランスの自動車メーカーが最初に作った説明不要のクルマではない。今回は1972年のシトロエン GS カマルグ コンセプトをご紹介しよう。
これ、なんなの?
1972年のジュネーブモーターショーで発表されたコンセプトカー、シトロエン GS カマルグの雄姿だ。「カマルグ(Camargue)」とは、フランスの南海岸、モンペリエの海岸沿いに位置する地域の名前で、地中海に面したこの地域は、フランスの社交界の大御所たちがたくさん住んでいることで有名だ。GS カマルグは、大胆な幾何学的ラインとエレガントなルーフライン、そして巨大なバススピーカーのようなホイールで人々を魅了した。