トップギアファンのみなさま、あけおめ~。昨年は良くも悪くもコロナでガラッと環境が変わったので、今年は知恵を絞って、良い年にしたいですね。今年もよろしくお願いします。
さてさて、お屠蘇気分の中恐縮だけれど、今年受験という人もいるはず。そんな人たちは、正月どころじゃないですよね。心から応援してます。ということで、試験問題型「1990年代で突き抜けてたスーパーカーのコンセプトを9台挙げてみよ」受験生も、非受験生も、クルマ好きのみんなで最適解を導き出そう。
01ベントレー ユーノディエール
一台目から、すげぇな。90年代後半にさかのぼり、VWのボス、フェルディナンド ピエヒは自分の帝国が世界最速、最強のスーパーカーを作ることを決めたという話。しかし、彼だけが、どのブランドのバッジを付けたものになるのかは、知らなかった。この大物は、最終的にブガッティのもので生まれ変わることになったのだが、1999年のジュネーブモーターショーでは、16気筒の超大型ベントレーが大群衆の前に立ちはだかってしまったのである。
サルテサーキットのユーノディエール(Hunaudières)ストレートにちなんで名付けられたBentleyのミッドエンジンコンセプトは、ランボルギーニ ディアブロをベースにしていた(1998年にVWは、ベントレー、ブガッティ、ランボルギーニを買収している)。自然吸気8.0リッターのW16は、623hp、760Nm、最高速350km/hを発揮し、90年代にしては非常に印象的な数字を叩き出した。そして、5速マニュアルギアボックスまで付いていたという。あなたはヴェイロンの代わりにこれを手に入れたかっただろうか?