02フォルクスワーゲン W12 シンクロ
1997年の東京モーターショーでは人目を引くコンセプトカーとして出展されたシンクロ。またフェートン、トゥアレグ、アウディ A8、ベントレー コンチネンタル GT(さらにヴェイロンのW16にも)に搭載されることになる、非常に賢いW12エンジンの実験台としての役割を果たしていたのだ。
故フェルディナンド ピエヒ氏がオーダーし、イタルデザインがスタイリングを担当したミッドエンジンのW12 シンクロは、414hp、4輪駆動、マニュアルギアボックスを搭載。1年後には後輪駆動のロードスターを発表し、2001年には591hpのW12 ナルドを発表した。2002年にVWはW12プロトタイプで数多くの速度記録を更新している。例えば、24時間ストレートを、平均時速200マイル(322km/h)以上でイタリアのナルドのテストコースを周回したというものなど。