ドライビング
運転した感覚はどう?
私たちは、先代マツダ CX-5のステアリングレスポンスから、俊敏なコーナリング性能、そしてマナーの良いボディコントロールに至るまで、その走りっぷりの大ファンだった。この車は…その活気の一部を失ってしまったように感じられる。
マツダはステアリングを軽くするように調整した。依然として十分な手応えはあるものの、曲がりくねったワインディングロードでは昔のような自然な感触はなく、常にセンターに戻ろうとする性質がそれに拍車をかけている。プラスの面としては、CX-5は街中で以前ほど腕力を使う必要がなくなり、いずれにしてもこのセグメントの中では依然として運転の楽しい車の1つであることに変わりはない。
サスペンションのセットアップについても同様で、より柔らかいスプリングと再調整されたダンパーが採用されている。間違いなく以前より高級感のある乗り心地になったが、時に少し落ち着きがないように感じられることもある。イギリスの道路状況にはあまり向いていない予感がする。
旧型のハンドリング性能が恋しくなる一方で、こうした変更はマツダが自らのターゲット層を理解していることを示唆している。過去のマツダは、ファミリーカーに本当に必要なレベルを超えてダイナミクス性能に注力しすぎるきらいがあった。後部座席で子供たちが戻している時に、コーナリングの華麗さなど誰が気にするというのか?
エンジンについては?
エンジン、つまり単数形だ。そう、今や選べるのは2.5リッターの「e-Skyactiv G」の1種類だけだ。最高出力はわずか141ps、最大トルクは239Nmで、マツダは旧型パワートレインに比べて4,500rpm以下のトルクが向上していると語っているが、それでも非常に鈍重に感じられる。
マツダの好み通り、ターボチャージャーは搭載されておらず、スタータージェネレーターの形でのマイルドな電気アシストが備わっている。その結果、スロットルを半分以上開けると喘息のような音が響き、街中や巡航速度ではなんとか耐えられるレベルだが、合流車線やラウンドアバウト(※環状交差点)の出口で加速しようとすると、喘鳴(ぜんめい)を上げ、キャビン内の全員を耳を聾するほどの騒音で包み込む。ああ、全く楽しくない。
アップ/ダウンシフトが非常に遅い6速ギアボックスも、事態を改善する助けにはなっていない。決して速くはなく、0-100km/hスプリントには10秒以上かかる。体感としても全くその通りに遅く感じられる。
それでも、燃費は良いの?
えーと…まあ、巡航時や下り坂など、負荷の低い状況では4つのシリンダーのうち2つを停止させることができるため、それは役立っている。マツダの主張では、前輪駆動モデルで14.2km/L、AWD(全輪駆動)バージョンで13.5km/Lとなっている。
これはそれほど印象的な数字には聞こえない。スペインの曲がりくねった海岸沿いの道路や一部の高速道路を含む80kmのルートを走った結果、私たちのテストではそれぞれ約13.5km/Lと12.4km/Lという数字が出た。
しかし、最後はポジティブな話で締めくくろう。マツダはスピードリミッターとレーンキープアシストを素早くオフにするための物理ボタンを用意してくれており、ドライバー監視システムがドライバーの精神崩壊を引き起こすことはない。





