アルピーヌが歴史的快挙だ。WEC通算100回目となった記念すべき富士6時間で、A424が2つのペナルティをはねのけ劇的な逆転劇。チームの戦略と完璧な走りで初優勝を飾った。
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FIA世界耐久選手権(WEC)の歴史に、新たな1ページが刻まれた。9月28日に富士スピードウェイで開催された第7戦・富士6時間耐久レースは、WEC初開催から通算100回目という記念すべき大会となった。このメモリアルな一戦で、アルピーヌ・エンデュランス・チームの35号車、アルピーヌ A424が劇的な展開の末に初優勝を飾ったのである。
予選9位からスタートしたフェルディナンド・ハプスブルグ/ポール・ループ・シャタン/シャルル・ミレッシ組の35号車は、序盤から波乱に見舞われた。スタート直後の接触でフロント部分の交換を余儀なくされ、さらにペナルティも科されるなど、一時は17位まで順位を落とす苦しい展開となった。
しかし、チームは決して諦めなかった。レース中盤、セーフティカーが導入された絶妙なタイミングでピット作業を済ませていたことが功を奏し、一気に2位までジャンプアップを果たす。レースは終盤、アルピーヌ、プジョー、ポルシェによる三つ巴の激しい優勝争いとなった。
勝負を分けたのは、最後のピットストップであった。ライバル勢が4輪全てのタイヤを交換する中、アルピーヌチームは作業時間の短い2輪のみの交換作戦を敢行。この大胆な戦略が見事に成功し、シャルル・ミレッシが駆る35号車はついにトップの座を奪った。最終スティントを託されたミレッシは、後続の猛追を完璧な走りで抑えきり、トップでチェッカーフラッグを受けた。2つのペナルティを乗り越えての逆転勝利は、まさにチーム一丸となって掴み取った歴史的快挙である。
一方、フレデリック・マコウィッキ/ジュール・グーノン/ミック・シューマッハー組の36号車は、力強いペースでトップ10圏内を走行したものの、GTクラス車両との接触事故に巻き込まれるなど不運が重なり、14位でレースを終えた。
耐久レースの最高峰クラスで並み居る名門メーカーを相手に初勝利を収めたアルピーヌ。富士のふもとで達成したこの歴史的な勝利を糧に、チームは11月6日からバーレーン国際サーキットで開催されるシーズン最終戦へと向かう。
WEC富士6時間レース 主な結果
優勝: アルピーヌ A424 35号車
14位: アルピーヌ A424 36号車
チャンピオンシップスタンディング
ハイパーカークラス ドライバーチャンピオンシップ
13位: ハプスブルグ/シャタン/ミレッシ (37ポイント)
14位: マコウィッキ/グーノン/シューマッハー (36ポイント)
ハイパーカークラス マニュファクチャーチャンピオンシップ
5位: アルピーヌ
400号記念:UK400マイルロードトリップ/フェラーリ F80/フェラーリハイパーカー:トップギア・ジャパン 069
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