10人乗っても大丈夫!インド版Gクラスっぽいフォース シティライン


90馬力のディーゼルエンジンと5速MTでみんなが欲しがるSUV

100人乗っても大丈夫なのはイナバ物置だったが、こちらは10人乗りのSUV。インドの自動車メーカー、フォース モーターズは、すでにメルセデスのエンジンを製造しており、自社の頑丈な3ドアオフローダーであるグルカを「伝説のメルセデスGクラスから引き出された時代を超えた魅力」と表現している。そういったバックボーンを持っているのなら、この新型SUVのデザインの方向性を見て、驚くことはないだろう。

インドの自動車産業は、2022年度で約3兆ルピー(4兆円)。そのうち、乗用車市場のシェアは約15%、商用車市場のシェアは約5%、二輪車市場のシェアは約80%となっている。乗用車市場では、マルチ スズキが約50%のシェアを占めており、ヒュンダイ、タタ モーターズ、マヒンドラ&マヒンドラが続き、フォース モーターズは0.3%程度だ。さて、このフォース シティライン(Force Citiline)と呼ばれるこの新型のボックス型SUVの美しさは、先代のGクラスの面影を十二分に残している。

そして、人をたくさん運べるSUVと言った場合には、このクルマはうってつけだ。というのも、英国にある実用性の低いクロスオーバーとは異なり、このシティラインは全長5.1メートル、全幅1.8メートルを活かして4列の座席と大人10人が座れるスペースを確保しているから。なんて、印象的。

Gクラスっぽいシティラインは、これだけ多くのシートを詰め込んでも「セグメント最高のレッグルーム、ヘッドルーム、エルボールーム、ショルダールーム」を実現しているそうで、インテリアの素材やデザインは、おそらくハードウエアという表現がぴったりだ。

パワートレインもシンプルで、2.6リッター4気筒ディーゼルエンジンは、わずか90bhp、250Nmのトルクを発生する。そのパワーは5速マニュアルギアボックスに送られ、サスペンションはリアにリーフスプリングを採用している。リアにはドラムブレーキが装備され、ホイールは15インチで、タイヤのサイドウォールがしっかりしたものだ。

その結果、シティラインの価格は約15,000ポンド(250万円)に相当する。どなたか、急に10人でのインドドライブに行きたくなった方はいらっしゃいません?





=海外の反応=
「これは本当に素晴らしい。確かに最高の移動手段ではないし、車両としてはかなり古いけど、信頼性があり、頼りになる、簡単な乗り物で多くの人を移動させられる」
↑「外観と内部のスペースについてはまあまあだが、出力の低いエンジンについては本当にひどい。10人の乗客と荷物で息苦しくて苦しくなるだろう」
↑「インドのドライバーが通常60-80km/h以上で走ることはほとんどないので、それほど問題ではないと思う」
↑「他の高容量車両と比較してみると、それほど悪くない。例えば、スカニア フェンサーは4倍の出力(280馬力)と4倍の座席(45席)を持っており、立ち乗り客のスペースもある」
↑「私はこの10人乗りワゴンは、舗装されていない山道のために設計されたものだと思う。スカニア フェンサーは都市バスだが、私の甥がインドで旅行したときに似たようなもので山岳地帯に輸送されたことを覚えている。より長くてやや高い12席のテンポ フォース・トラベラー(写真で見る限り古いメルセデスT1に基づいているように見えまたが、どちらにしてもこれらの車両はインド、パキスタン、ボリビアなどの未舗装の山道や荒れた道路のある国々で非常に人気がある)」
「市販されている主流のクロスオーバーと比べて、どうしてこれほど魅力的なのだろうか?」
「ここインドでは、Force MotorsとMahindraの間で興味深い戦いが繰り広げられている。Force Gurkhaは、Mahindraの新型車Tharの対抗馬として発売され、どちらも非常に高性能なオフローダーだ。どちらも2ドア車だ。しかし、インドでは家族連れも多いので、両者ともホイールベースを長くし、より快適な後部座席を備えた5ドアバージョンを作っている。どちらのスパイショットも、ほぼ毎週送られてきている。フォース モーターズのクルマはシンプルで頑丈、究極のVFMであり、インドで最も人気のあるオフロード車であるTharの重大な脅威となるため、面白いことになりそう」
「カミンズ6.7Lに6速マニュアルがあれば完璧だったのに」
↑「15,000ポンドと送料、スパナ職人、特大のスペアエンジン、そしてYouTubeで有名になりたいという野心があれば、可能性は無限に広がるだろう。まるでTop Gearが組み立てたようだね」
↑「これはかなりカッコイイ。子供の頃、4列目が2つの横並びのベンチで向かい合う古いものに乗った記憶がある。当時は実質12人乗りで、主に中流階級の家族のドライブ旅行や結婚式の招待客を運ぶのに使われてた!」
「このSUVはトヨタのハイラックスに似た頑丈さで、メルセデスのエンジニアとインドのエンジニアが協力してフォース社のSUVを作った」

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