挑戦なくして、進歩はない。とくに、自動車メーカーにおいては、なおのことだ。しかし、時にはその挑戦が、壮絶な空振りに終わることもある。
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ボクスホール アダム ロックス
ボクスホールは2018年、3年間の販売を経てアダム ロックスの販売終了を発表した。“プレミアム”なボクスホールのスーパーミニに、余計な車高とタフガイ気取りのスタイルを求める者など、誰もいなかったのだ。我々が、こいつが発売された時に思ったのと、全く同じである。
メルセデス Rクラス
メルセデスは1997年のMクラスで、SUVブームの波の先を行っていた。その成功に酔いしれた彼らは、2006年にこの醜悪な6人乗りMPVを売りつけようと試み、そして案の定、中国を除く全世界で2013年にその息の根を止めた。V8のAMGですら、その罪を救済することはできなかったのだ。
ロータス ヨーロッパ
2006年、ロータスはクラシックな名前を復活させ、それを、より大きく、より醜いボディで着飾らせたエリーゼに貼り付けた。キャビンにはカーペットや余分なレザーが散りばめられていた。信じられるか? この3万3000ポンド(650万円)の奇妙な代物は、ごくわずかな販売台数で、4年後にお払い箱となった…。
ルノー ヴェル サティス
大型のフランス車は、80年代から販売のブラックホールであり続けている。「だが、もしかしたら」とルノーは考えた。「エグゼクティブセダンを、奇妙奇天烈なハッチバックとして着飾らせれば、皆を騙せるかもしれない!」と。そんなことはなかった。このクルマは英国で3年間持ちこたえ、販売台数はわずかに1,000台を超えただけだった。
ボクスホール メリーバ VXR
無意味なクロスオーバーが登場する前、ボクスホールはザフィーラMPVからオフィスの昼食用ワゴンまで、目に入るものすべてをVXR化するのが好きだった。彼らは、お年寄り向けグルマのメリーバに178馬力のターボエンジンを放り込み、その結果、4年間で272台の売り上げという栄誉に輝いた。こんなこと、誰が事前に想像しただろうか?
シボレー SSR
販売の爆死っぷりに関して言えば、シボレー SSRに勝るものはそうない。後輪駆動で、オフロード走破能力はなく、燃費の悪いV6と、折りたたみ式のハードトップルーフを持つピックアップトラック。それはあまりに壮絶に失敗し、工場では一時解雇者が出たほどだ。シボレーは2006年、わずか9,000台の販売で敗北を認めた。
アストンマーティン ヴィラージュ
アストンは、これがラピードのライトを付けたDB9であることを知っていた。我々も、だ。しかし同社は、このDBSより下で、スーパーなDB9という、ニッチを埋める存在こそが、天才的なラインナップのスイートスポットだと考えた。18ヶ月後、アストンは静かにそれを葬り去った。だから言ったじゃないか、とは言いたくないが…。
MG Xパワー SV
苦境にあったMGの、時代遅れのイタリア製シャシーと、喘息持ちの4.6リッター、マスタングV8のごちゃ混ぜマシンが、ポルシェとBMWの強大な力に対抗できるチャンスは、ほとんどなかった。製造されたのは、わずか82台。MGは破産した。金をドブに捨てたようなものだ。
ルノー アヴァンタイム
「我々の教訓から学べ、だと?」とルノーは言った。「そんなのは、奴らが我々に期待することそのものじゃないか」というわけで、我々はこの狂ったアヴァンタイムというクーペMPVを手に入れた。それは3年間続き、その間に8,557人の購入者を見つけることができた。未来のクラシックカーになるだろう。もし、壊れなければ、の話だが。
アルファ ロメオ 33 ストラダーレ/ランド ノリス✕R32 東京ナイトドライブ/R35日本取材:トップギア・ジャパン 068
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