新型BYD シール U DM-iはプラグインハイブリッドの「実用」車

新型BYD シール U DM-iはプラグインハイブリッドの「実用」車。5人乗りハイブリッドSUVが、史上最も長い車名のタイトルを競う。

中国の自動車メーカーBYDは、今年のジュネーブモーターショーで新型シール(Seal) U DM-iを初公開した。要するに、BYD シールサルーンのSUVバージョンってわけ。プラグインハイブリッドSUVのフルネームは「Build Your Dreams Seal Utility Dual-Mode」、プラス「i」だ。この最後の部分は、まだよくわかっていないけど。

今回のBYDがだしたVeryLongNameは、日産 キャシュカイ、Hyundai サンタフェ、三菱アウトランダーへの挑戦であり、低くワイドなグリル、デュアルレンズのLEDヘッドライト、19インチ合金で構成された、ほとんど無難なデザインである。

このパワートレインに関しては、「デュアルモード」という部分が非常に重要だ。手始めに、このブランドの「スーパーDM」技術がヨーロッパに登場するのはこれが初めてだということ。

まるで土曜朝のアニメのヒーローのような響きだが、実際には3つのコアコンポーネントをつなぎ合わせたもので、ハイパワーの電気モーター、1.5リッターエンジン、そして自社開発のブレードバッテリーだ。デュアルモードとは、電気のみで走行し、燃費を高く保つために、動力源が自動的に切り替わることを意味する。

BYDはどの1.5リッターエンジンを搭載するかは明らかにしていないが、同社のポートフォリオからというなら、2種類を選択できそうだ。ひとつは97ps、もうひとつはよりパワフルな130psのターボだ。全長が5メートル近くある車両なので、あえて後者であることを期待したい。

キャビン内では、その長さは成人した人間が5人乗っても十分な広さを約束する。ヴィーガンレザーをまとった立体的なシート、ムード照明、15.6インチの回転式LCDタッチスクリーン、インフィニティオーディオスイートも装備されている。フロントにはクリスタルのギアセレクターとワイヤレス充電もある。

BYDによれば、急速DC充電のオプションもあり、30%から80%までの充電が35分で完了する。また、このクルマはパワーバンクとしても機能し、外出中に他のデバイスを充電することもできる。

2024年春から発売され、BYDは手頃な価格になると述べているが、価格についての詳細は明らかにしていない。その価格は、名前ほど長くはならないだろう。

トップギア カーオブザイヤー/トヨタ ランドクルーザー/フェラーリ プロサングエ:トップギア・ジャパン 059





=海外の反応=
「彼らは、より弱小パワーのエンジンを使用し、さらに燃費を効率的にするために、おそらくもっと弱めにするだろう。なぜなら?

ここでのモチーフは、車をRAM Ramchargerに精神的に類似させることだと疑っている。エンジンを発電機として使用して、電気モーターとバッテリーパックが主な牽引力源となるだろう。言い換えれば日産のハイブリッドになりたいと思っているものであり、最初からそうすべきだったものだ。BMW i3 REXやシボレー ボルトが昔行っていたように。

少なくとも、私が期待しているのはそういうことだ。これはまた、将来の燃料電池車が使用すべき設定だ。小さくてあまりパワフルでない燃料電池を連続的に稼働させ、より大きなバッテリーを備えてプラグインハイブリッドアクションを行うこと。それがばかげたバッテリーパックなしでより長い走行距離を得るための方法であれば、それで構わない」

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