日本はいいな 進化型GRヤリスに、WRCドライバーセバスチャン オジエ、カッレ ロバンペラ監修特別仕様車が発売

トヨタのWRCチャンピオンを記念したGRヤリス特別仕様車、1台はドーナツモード付き。セバスチャン オジェとカッレ ロバンペラのスペシャルエディションが登場。

世界の偉大なラリードライバーの功績を記念して、特別仕様のロードカーが定期的に販売されていた時代を覚えているだろうか。例えば、三菱 エボ VI トミ マキネン エディションやスバル インプレッサ シリーズ マクレーのようなクルマのことだ。いい時代だったよなあ…。

いや、だが、古き良き時代を懐かしむ前に、トヨタが私たちに見せたいものがあるみたいだ。

GR Yaris RZ Sébastien Ogier EditionとGR Yaris RZ Kalle Rovanperä Editionだ。何これ?

トヨタの豊田章男会長は、「ラリーでクルマを磨き、成長させてくれるドライバーたち、そのような機会を与えてくれるすべてのチーム、そしてラリーのオーガナイザーをはじめとする関係者、そしてファンへの敬意と感謝の気持ちを表現する」ために、この2つの特別仕様車を開発したいと考えたそうだ。そんなことを言ってくれるんだったら、彼こそ伝説の男である。

とにかく、このロードゴーイングなスペシャルエディションはそれぞれ100台ずつしか製造されず、残念ながら日本では抽選販売のみとなる。英国民は、残念だね。日本では、全国のGR Garageを通じ、2024年春頃に抽選申込を開始し、それぞれ100台の台数限定で発売が予定されている。

両車とも、最近マイナーチェンジされたGRヤリスの日本仕様RZ ハイパフォーマンスのトリムをベースにしており、トルセン製リミテッドスリップデフが装着されている。

また両車とも、CFRP製リアウイングが採用されており、オジェ エディションはマットグレーにフランス国旗が散りばめられ、ロバンペラ エディションは3色のペンキの桶に落ちたみたい。

このカラーリングは、ロバンペラがラリーで使用しているヘルメットに絵を描いているアーティストがデザインしたものだという。なかなかクールだ。

この2台が通常のGRヤリスと違うのは、ペイントや記念プレートだけではない。オジェもロバンペラも、標準の「グラベル」と「トラック」モードの代わりに、独自のドライブモードをデザインすることが許されている。オジェ エディションでは、NORMALモード(説明不要)、MORIZOモード(豊田章男にちなんで名づけられた、ラップタイムを速くするためのモード)、SEB.モード(後輪にトルクをかけるモード)が用意されている。

ロバンペラ エディションでは、NORMALモード、DONUTモード(ドリフトとドーナツターン用)、KALLEモード(スカンジナビアンフリックに最適なセッティング)となっている。いいね。

トヨタによれば、購入者は今年のラリージャパンに招待され、そこで両ドライバーに会うことができるという。おそらくその場で、特別仕様車を選ばなかったことを詫びなければならないだろう。読者の皆さんはどちらがほしい?

トップギア カーオブザイヤー/トヨタ ランドクルーザー/フェラーリ プロサングエ:トップギア・ジャパン 059





=海外の反応=
「でもさ、オジェ(フランス)のファンもロバンペラ(フィンランド)の地元のファンも買うことはできないんだよね」
「サイドに'69'とペイントされた車で、喜んで走り回るんだろうか?」
↑「これを実際に買うような変人は確かにそうだろう」

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