実物の日産フェアレディZのデザイン開発モデルでクレイモデリング体験

ジャパンモビリティショー2023の子ども向けブース『Out of KidZania』で実施した未就学児コーナーで、実物の日産フェアレディZのデザイン開発モデルでクレイモデリング体験が行われた。

4年ぶりの開催となったJAPAN MOBILITY SHOW 2023では、子どもの職業・社会体験施設である『キッザニア』とコラボレーションした『Out of Kidzania』が実施された。様々な職業体験ブースがある中で、株式会社トゥールズインターナショナルは未就学児コーナーに出展。車づくりの工程のひとつである、クレイモデリング体験を開催した。

開催期間を通して、述べ5000人以上の来場(弊社集計)があり、長蛇の列ができる人気ブースとなった。未就学児ブースでは、国内カーメーカー各社(トヨタ、日産、ホンダ、三菱、SUBARU、マツダ、ダイハツ、スズキ、カワサキ、ヤマハ、いすゞ、UDトラックス、日野、トヨタ車体、トヨタ紡織、豊田自動織機、トヨタ自動車東日本、東海理化)で活躍するカーモデラーが講師役としてスタンバイし、子どもたちをサポートした。

子どもたちにフィジカル、デジタルの両面から車づくりの魅力を伝えたいという狙いから、前述の『クレイモデリング体験』、デジタルソフトを使った車のぬり絵が3Dモデルとして動く『デジタルモデラー体験』、絵本形式で様々なモデラーの仕事を紹介する『デジタル絵本体験』の3つのエリアを用意した。

クレイモデリングとは、どんな仕事なのだろう?あらゆる新型車の開発において、デザイナーのスケッチを具体化していくにあたり、インダストリアルクレイと呼ばれる工業用粘土を使用し、実物大のカーモデルを制作しながらデザインを練り上げていく『クレイモデリング』という工程が挟まれる。デジタル化が進む車づくりの世界において、今なお職人的な技術が伝承されている、精密な作業だ。その技術者を『クレイモデラー』と呼んでいる。

デジタルモデリングとは?アイデアスケッチから3Dデータを作成し デザイン検討を行いる。この作業を『デジタルモデリング』、その技術者を『デジタルモデラー』』と呼びる。作成された3Dデータをもとにてクレイモデルをつくる。「3Dデータをクレイに」「クレイを3Dデータに」を繰り返し、デザインを洗練させていく。

日産フェアレディZのデザイン開発モデル(実物)や、1/3モデルを使用したモデリング体験がおこなわれた。

最初は1/1スケールの車体の迫力に、おっかなびっくりで削り始める子どもたちが多かっただが、「どんどん好きに削っていいよ」と講師から声がかかると一気に大胆に。コツを掴むのも早く、目を輝かせながら作業に没頭する姿が印象的だったという。

また、開発に使用されたホンモノの1/1クレイモデルを見られる貴重な機会はめったにないため、親御様からも興奮の声がたびたび上がり、改めてフェアレディZの根強い人気を感じた。

会期中に参加した各社のカーモデラーは合計100人以上に上った。主催者は「普段は人前で作業する機会がほとんどない職人たちが集結し、クレイモデリングという仕事の存在を知ってもらう貴重な機会となりました。会場内でも多く見られた『未来の車』が作られる裏側にも、職人によるアナログな作業が必ず存在しているということが、子どもたちに伝わればと願っています」とコメントした。

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