アルファ ロメオ 33 ストラダーレが案の定完売 価格は4.7億円(なお税抜)

ゴージャスなアルファロメオ33ストラダーレが、正式に完売。それでも、ボローニャで開催されるクラシックカーショーでは、2.7億円(なお税抜)のアルファの新型スーパーカーに目を奪われることだろう。

自動車業界の根幹を揺るがすニュースとして、アルファロメオは本日、限定生産の豪華な新型スーパーカー、33 ストラダーレが完売したことを明らかにした。

新型33 ストラダーレは、アルファが1967年に発表した同名の傑作に近いモデルへのオマージュとして、V6またはBEVで33台のみ製造される。この新型スーパーカーが、8月下旬の発表から2カ月で完売したのは前代未聞だ。

…というのは、もちろん冗談である。なぜなら、限定版のスーパーカーが長く売れ残ることはめったにないからというだけでなく、これは現代の自動車界で最も魅力的な形状のひとつに違いないからだ。オリジナルはフランコ スカリオーネのデザインによるもので、これまでに作られたクルマの中で最も素晴らしいルックスの1台だった。

「新型33 ストラダーレは、その前身である33 ストラダーレのスタイル的特徴を尊重しつつ現代風にアレンジしたもので、アルファロメオのマニフェストの中心的存在として、ブランドの将来路線を予感させます」とアルファは語っている。

「33台の限定生産で、すでに完売しているこのモデルは、細部へのこだわりを保証する最高品質のオーダーメイド規格を持つコーチビルダー、カロッツェリア トゥーリング スーパーレッジェーラとのコラボレーションにより手作りされているのです」

実際、33人のオーナーはこのレベルのディテールを追加することができ、アルファは、各車は広範なカスタマイズ・オプションによって、基本的にワンオフの「芸術作品」として成立すると述べている。アルファは、「自分だけの特別な特徴を備えた、自分だけの一台を作り上げるために、プロジェクトの初期段階から顧客を巻き込んできました」と語る。

3.0リッターV型6気筒ツインターボを搭載し、最高出力620bhpを発揮するストラダーレと、最高出力750bhpを発揮する完全電動トライモーターバージョンのいずれかを選ぶことができる。全体を支えるカーボンモノコック、アルミニウム製サブフレーム、スーパーカーお決まりのトップヒンジ式バタフライドアなど、細部にまでこだわりが満載だ。

アルファのゴージャスな新型33の全容はこちらでお読みいただけるが、33のオーナーがすぐに理解できたであろう見出しとは、税金を除いて1,700,000ユーロ(2.7億円)かかったことだ。なお、イタリアのボローニャで開催されるクラシックカーショーのSalone Auto e Moto d'Epoca(サローネ・オート・エ・モト・デポカ)では、お披露目される33ストラダーレを、このクルマを買えなかった凡人でも眺めることができる。

アルファ ロメオ 33 ストラダーレ、V6とBEVで復活 2.7億円の限定33台は完売
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=海外の反応=
「確実なのは、新しいAR -33ストラダーレのバージョンは、オリジナルよりも数が多いってこと」
「空調の効いた倉庫で50年か60年過ごした後、2、3ヶ月に一度、技術者によってローリングロードを10kmほど「運動」させられたら、そのうちの一人はその車を儲けを出して売り払うことができるかもしれない」
「一般に発表される前に既に全部売り切れた印象」
↑「もっと言えば、このクルマのアイデアが出される前からそうだったんじゃないかな。そして、EV版を選んだ5人の勇敢な人々に賛辞を送りたい」
V6/BEVは何台売れたのか?それが本当に知りたいこと」
↑「正確な数字は覚えていないが、別の情報筋によると、その大半がV6を注文しているという。EVオプションは5台だけだった」
↑「EV版を購入した人々は実際に車を運転するつもりであると主張したい。モナコや他の裕福な地域の管理者が数年後に彼らの領土にEV専用を義務付けても驚かないな」
↑「こんな珍しいもの、パワープラントに関係なく運転されるとは思えない。それに、都市部での運転、狭い駐車場での駐車、スピードバンプの乗り越えなど、ICEバージョンにあったデメリットはEVバージョンにもあるはずだし、さらにアルファロメオ初期の電気モーターによる航続距離の不安と信頼性というボーナスもついてくるし」

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