ベントレーが英国全土の慈善団体に150件以上の小額助成金を寄付 社員へのボランティア休暇制度も

英国のベントレーが新たな投資戦略「アドバンシング・ライフ・チャンシーズ(ALC)」の一環として、150件以上の小額助成金を英国全土の慈善団体に寄付した。また、ベントレーは社員にもボランティア休暇や給与寄付、マッチファンディングへの参加など特別なプログラムを提供しており、地域社会への貢献を強化している。


ベントレーは、同社のビヨンド100戦略の一環として、アドバシング・ライフ・チャンシーズ(Advancing Life Chances :ALC)と呼ばれる新しいコミュニティ投資プログラムを導入した。チャリティー協力基金 (Charities Aid Foundation:CAF)とのパートナーシップの中で開発されたこの新戦略により、ベントレーは地域社会への投資実績を英国全土まで拡大することができる。

その一環として、ベントレーは2022年11月から小規模助成金プログラムを開始し、これまでに英国全土で150件以上の小規模助成金を寄付しており、年末までに250件以上の寄付を目指している。さらに、クルーにあるベントレーの本拠地に特化した2つの新しい支援内容も発表された。

ベントレーはこれまで地元コミュニティを支援してきた長い歴史があるが、2023年に新たに「ベントレー・クライシス基金」と「ベントレー・アドバンシング・ライフ・チャンシーズ・クルー基金」という2つの特別なプログラムを立ち上げ、さらに広い地域コミュニティへの投資ポートフォリオへと拡大する予定だ。とりわけ、CCF (チェシャー・コミュニティ財団) と協力し続けながら、「CCF クルー基金」の中で重要な役割を果たしてゆくる。これらのサポートはベントレー社員が参加できる新しい給与寄付およびマッチファンディングプログラムとともに開始される。

ベントレーモーターズのガバメントリレーションズ&サステイナブルラグジュアリー担当ディレクター、サリー・ヘプトンは以下のようにコメントしている。
「ベントレーには、人々の人生のチャンスを広げるという明確な社会的使命があります。ベントレーはこれまで長年にわたり地元へのサポートを続けてきました。例えば、チェシャー・コミュニティ財団とパートナーを組んでいるベントレー基金や、学校への働きかけを通じて若者の支援に力を注いできました。しかし、ベントレーが実施するプログラムは「クラス最高」でなくてはなりません。これは当社が常に成長し、向上しなければならないということ意味します。そのため私たちは、クルーやそれ以外の地域でも、より多くの人々に支援の手を差し伸べるために、新たな「アドヴァンシング・ライフ・チャンシーズ(ALC)」戦略を策定し、立ち上げました」

「この新戦略と新しい基金の創設は、私達の目的達成への旅の最初の重要なステップであり、持続可能なラグジュアリー・モビリティのリーダーを目指す私たちが、どれだけ多くの人々をサポートできるのか、とても楽しみにしています」

これは、ベントレーが慈善活動のために31万ポンド(5,600万円)以上を投資し、大成功を収めた2022年に続く活動となる。そして、このプログラムの中で1,500人以上の従業員を対象にボランティア休暇制度を導入し、ボランティア活動のために2日間の有給休暇を取得できるようにした。

新しい「アドバシング・ライフ・チャンシーズ」戦略は、ベントレーとチャリティー協力基金(CAF)によって、特別な社会的責任監査に基づいて設計された。この監査は、英国全土へのコミュニティ投資に関する主な問題点を理解するために委託されたもので、これにより、ベントレーは、より的を絞った戦略を設計し、可能な限り多くの人々を支援するための投資の可能性を高めることができた。

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