俳優であり、プロデューサーでもあるトム クルーズは、運転が大好きなことで知られている。1990年に公開された映画『デイズ・オブ・サンダー』でNASCARドライバーのコール トリクルを演じたこともあるけれど、トップギアTVのテストコースで茶色のキア シードのハンドルを握り、驚異的なラップタイムを記録したことが大きな理由だろう。
しかし、『カラー・オブ・マネー』で共演したポール ニューマンの影響で、クルーズが1980年代にSCCAに参戦していたことをご存知だろうか?
上のキヤノン/プランターのニューマンシャープ レーシング 日産300ZXをご覧いただきたい。これはクルーズの実車で、1990年代から2000年代初頭にかけて数年間スクラップヤードに置かれていたにもかかわらず、現在はかつての栄光を取り戻した。しかも、米国のオークションサイト「Bring A Trailer」で、102,200ドル(1,470万円)で落札されたばかり。ヤバい。
もちろん、普通のZ31型日産300ZXではない。3.0リッターV6にジムウルフ テクノロジー製のカムシャフト、MSA製のヘッダーとスロットルボディ、HKS製のエキゾーストシステムが搭載されている。さらにニスモのアンチロールバー、TOKICOのスプリングとショック、バケットシートが装備されている。オドメーターは5,000マイル(8,000km)ほどしか表示されないが、800マイル(1,290km)は最近リビルドされたものである。
当時の資料によると、クルーズはこのクルマでレーシングキャリアをスタートさせたという。1987年にSCCAドライビングスクールのテストに合格し、セブリングの地方レースで3勝を挙げている。ナショナルレベルのレースでは4位に入賞し、レース1年目のシーズンで2位、3位、4位を2回獲得している。
何か話があるのなら、まずは預金通帳を見せてくれないか?
=海外の反応=
「アメリカのコメディアン、アダム カローラがこの車を買ったんじゃないだろうか。彼は日産のレースカーにこだわりがあるから」
「さあ、これを買ってジェット機にする時が来た」
「なぜターボエアスクープが追加されたのでだろうか?もしかして、ボンネットはオリジナルではないのかな?」