「生活費の危機。ところで、生活費の危機って何?」と、メイフェアにあるH.R.オーエン・ブガッティ・ディーラーを訪れたブガッティファンたちは言うのだ。だって、ここでは、コーヒー1杯で50ポンド(8,000円)もするんだよ…。
その名も「エットーレ ショット」。このディーラーが新たにオープンしたエットーレ・エスプレッソ・バーで購入できる金額が8,000円というわけだ。ただし、非常に豪華なカーボンファイバー製のエスプレッソカップが用意されており、ブガッティブランドのカーボンファイバー製アームチェアに座ってシロンの隣に座ることができる。ここで、DFSの創業者の名言を思い出した。「シンプルにして、軽さを加える」
TGはこのコーヒーバーのオープンに取材に行き(そしてうっかり100ポンド(1.6万円)のバー勘定をしてしまった、申し訳ない)、このディーラーの新しい夜明けを表現した。ここって以前は、堂々としたガラスの扉から入ることができる、予約制のクローズドな店だった。しかし今では、ロンドン価格でテイクアウトコーヒーを買うくらいなら、老紳士、老淑女、あとハリー王子など、誰でも気軽に立ち寄ることができる。ただし、エットーレ・ショットを購入した人だけが、その場に座っていることができるというルールもできた。
H.R.オーウェンによれば、このアイデアはロックダウンの前に、ブランドのファンが展示されるハイパーカーに少しでも近づけるようにと考えられたものだという。しかし、おそらくこれは、ガラスに鼻を近づける18人のYouTuberがいなくなったため、ディーラーが窓拭きでお金を浪費しなくてすむということも意味している。賢いね。ブガッティブランドの帽子やおもちゃの車、1,000ポンド(16万円)以上のスマートウォッチも同時に販売される。興味深いことに、(モルツハイムの工場から貸し出された)高級コーヒーカップだけはおそらく非売品である。
コーヒー自体は、エットーレの生まれ故郷にちなんだイタリア産で、実においしい。しかし、ここまで読み進める前に、怒りに任せて、すでに下の方にコメントを書き込んでいると思われるので、そんなことどうでもいいか…。
そういえば、上のエンジンはフルサイズじゃないんだよね。エスプレッソはもっと小さかったと思ってるかもしれないので、念のため。
=海外の反応=
「50ポンド(8,000円)には、カーボンファイバーのキープカップが含まれていると思い込んでいたのだ。なんてバカなんだろう。
しかし、もし、コーヒーを飲む場所という理由で、これだけのお金を出してくれる人がいるのなら、それは良いことだと思うし、常識(あるいは良識)よりもお金がある人たちから現金を引き出す別の方法を見つけたHR オーウェンは、よくやっていると思う」
「レギュラーコーヒーだと、3ポンド(500円)。どう見ても超高額とは言い難い。本当に普通の値段のコーヒーと、数百万ポンドの車への高価なアクセスで、庶民を締め出している。もし私がシロンを一般に公開していたら、高額なチケット代をとって彼らを締め出すだろうね」
↑「この先に、スーパーカーのディーラーがあるようなんだ…。そこは、試乗するだけで500ポンド(8万円)取られる。人々はそれが過度だと思う。しかし、お金を稼ぐためにそれを行ってるわけじゃない。そうしないと、試乗したい本当の顧客が、何も買うつもりはない人々によって機会を取られるから、試乗料をとってるんだ」
「ロンドンで手頃な値段のコーヒーが飲みたいだけなら、見つけるのは難しくない。ブガッティのショールームまでわざわざ行くことはないだろう」