アゼルバイジャンGP:F1チャンピオン争いはもう終わり? フェラーリのダブルリタイアにより、マックス フェルスタッペンとレッドブルに大幅なリードを許す

ああ、フェラーリ。2週間前のモナコGPでは、フロントロウ独占を勝利に結びつけることができなかった。そしてアゼルバイジャンGPでもまた、フェラーリは自分たちの最大の敵であることを証明した。

まずは、結果をおさらいしておこう。レッドブルは、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスによるワンツーフィニッシュを達成し、フェルスタッペンは、アゼルバイジャンでの 6 人目の優勝者となった。両ドライバーは、ともに P Zero イエロー・ミディアムでスタートし、後続の 2 スティントを P Zero ホワイト・ハードで走行する戦略を採った。2 回目のピットストップでは、2 回目のバーチャルセーフティーカー導入時のアドバンテージを活用した。バーチャルセーフティーカー導入周回中のピットストップ所要時間は、グリーンフラッグ中のそれに比較して約半分となる。

上位 4 名が 2 ストップ戦略を採った。3 位と 4 位でフィニッシュしたメルセデスの両ドライバーは、1 回目のバーチャルセーフティーカー導入周回中に、レッドブルの両ドライバーよりも数周早く、1 回目のピットストップを行った。バクーの天候は、この週末でも高い気温となり、レースがスタートした現地時間午後 3 時の路面温度は 50°Cを超えていた。このため、軟らかいコンパウンドほどサーマルデグラデーションのリスクが高くなった。大半のドライバーがミディアムタイヤでスタートした。ハードタイヤでスタートした 5 名中の最上位ドライバーは、8 位でフィニッシュしたマクラーレンのダニエル リカルドだった。

で、フェラーリ。5レース前にはマックス フェルスタッペンに46ポイントのリードを築いていたシャルル ルクレールは、今シーズン8レースで6回目となる驚異的なラップでポールポジションを獲得した。しかし、第1コーナーでセルジオ ペレスに先行を許し、チームメイトのカルロス サインツが油圧系のトラブルでリタイアした直後、ルクレールのエンジンが煙を吐いた。やれやれ。

フェルスタッペンがバクーでチェッカーを受け、ルクレールに34ポイントの差をつけてランキング首位に立った。フェラーリドライバーはペレスにも差をつけられ、ミスターコンシステンシー(別名ジョージ ラッセル)とは17ポイント差にとどまっている。メルセデスの浮き沈みの激しさを考えると、これはあまりいいことではないだろう?

さらに悪いことに、フェラーリはコンストラクターズタイトル争いでレッドブルに80ポイントの差をつけられており、チーム代表のマッティア ビノットは、ルクレールのスペインでの勝利をほぼ確実にし、アゼルバイジャンでの勝利の可能性を奪ったエンジンの信頼性問題に対する答えをまだ持っていないとほのめかしている。

F1のチャンピオンシップ争いはもう終わってしまったのか?序盤はレッドブルが信頼性問題でシーズンを棒に振るかと思われたが、数レース後にはフェラーリが優勝どころか完走する能力も厳しく問われるようになった。

レッドブルは現在5連勝中で、フェルスタッペンは開幕戦バーレーンGP以降、6戦中5戦で優勝している。

ミルトンキーンズのチームは、チームオーダーを使うことも躊躇しない。ペレスは15周目にチームメイトに追いつかれ、「戦うな」と言われた。5月のスペインGPでは「彼の方が速いなら、彼を通せ」と言われ、メキシコ人は大いに落胆していた。

ペレスは最近、モナコで優勝するなど絶好調だが、王者ペレスの前に出ると、まともな防御をすることは許されそうにない。

それでいいのだろうか?それとも、2022年シーズンの動向を占うには、まだ時期尚早なのだろうか?今週は「ルイス ハミルトン腰痛鑑賞ゾーン」と名付けた。ハッシュタグは大歓迎(マシンの話題とは別ね)。

=海外の反応=
「フェラーリには調子を上げてほしい。そうでなければ、これまでで一番つまらないシーズンになるだろう。メルセデスには失敗してほしい」
「このコースがいかにバカバカしく退屈なものであるかということを、もっとよく伝えてほしい。モナコと逆で、オーバーテイクができない分、ディフェンスもできない」
「フェラーリの大ファンではないが(感情的なことではなく、*買えないってことだけど)、技術的な問題を乗り越えて、予選だけでなく、日曜日にアクションを起こして欲しい。メルセデスでもいい。あるいはその両方。あるいは他のマシンも。どの色(オレンジ、パパイヤ、赤馬、銀色の不完全なヒッピーサイン)がその一端を担うかよりも、レース時にテレビでアクションを見るのが好きなんだ。もし、また独占状態になるのであれば、少なくともフェルスタッペンとペレスのレースは実現できるだろう。それも失うのは残念だ。
* レッドブルの缶を11本買うのは簡単だけどね」
「だから僕はレッドブルを推すんだ。彼らの製品を買う余裕があるんだ : ) でも、その分、レース資金が必要なんだよね…。それにロゴもカッコいいし」
「フェラーリは、ファンを失望させることになっても、失望することはできない。彼らは勝利の顎から敗北をかっさらうのがとても上手なんだ!」

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