「こないだ10年ぶりに新車見に行ったら、なんだよ、今のクルマって、CDついてないのな!」と激オコな昭和ピープルの皆さま。うん、うん、たしかに最近のクルマにはCDなしのものが増えてきた。オプションでつけるのはあるけど。ついでに言うと、ノートパソコンもDVD/CDデバイスはついておらず、外付けを別途買ってね、状態。「クラウドに繋げるとか、サブスクとか、正直、面倒。やっぱ、クルマでCDの音楽聴きたいじゃん?」そんな人におすすめなのが、I.O データから発売されたCDレコ6なのだ。オープンプライスだけど、直販では14,960円となる。3月下旬発売予定。
PC不要で、音楽CDをこのCDレコに入れて、専用アプリを入れたスマホとWi-Fiでつないでコピーができる。60分のCDでなんと4分という速さも短気な昭和ピープルにはぴったりだ。そして、さらにサイドにあるUSBポートとSDスロットを通してUSBやSDにコピーして、クルマに持ち運べる。カーオーディオが何に対応しているかによるんだけど、これは目に見えてわかりやすい。あと、昔PCやmacから同期したけど、PCはもう無い(動かない)からiPhoneの中にしかない音楽とか、スマホに直接ダウンロードした音楽もSDカードやUSBメモリーに保存できるってところもとてもいい。最近、「クルマには物理ボタン派」っていう記事をアップしたけれど、反響も大きかったので、そんな人には、このCDレコ6が合うのではないだろうか。現在、50歳overの昭和生まれピープルは、じつはPC関係には弱くないはずだ。だって、Windows 3.1のファイルマネージャーと格闘しながら、ダイヤルアップでインターネットに接続して画像1枚を長いことかけて見ていた人たちだから。でも、クラウドとかサブスクなんかの目に見えない系はちょっと苦手意識もある。だからこそ、CDレコ6のような音楽の楽しみ方がちょうどいい感じなんだ。
このI.O データのCDレコ6をはじめて知った、という人もいるかもしれない。じつは筆者もそうだった。だが、このCDレコ、発売から8年が経過し、売上は右肩上がり。累計出荷台数は62万台、アプリは170万DLという絶好調ぶりなのだ。CDの売上は年々減り、2020年度の調査では、音楽の楽しみ方が1位YouTube、2位テレビ、3位サブスク、4位CDとなっているのに。でも、「昔のCDだって聴きたい」そんな声に誠実に答えた結果が、ヒットを生んだのである。あ、CDレコ6はサブスクのApple Musicにも対応しているので、その点はご心配なく。
さて、このCDレコ6を手に入れたら、首都高湾岸線で工場の夜景でも見に行きますかね。何を聴くのかって?そりゃ、クラフトワークの「アウトバーン」に決まってるでしょ…。
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