以前からコラボレーションを行ってきたブガッティとシャンパンカーボン(Champagne Carbon)だが、今回は一台限りの高級車「ラ・ヴォワチュール・ノワール(La Voiture Noire)」に敬意を表し、世界でたった1本の壮大な作品を作り上げた。その名は「La Bouteille Noire」でブガッティの車をかたどった箱とボトルは両社が共同で作り上げた芸術作品だ。カーボン加工、中身は本革、2000年VTのシャンパンが使われ、常に最適な温度に冷却されている。オークションでは数千万円の値が付いたとのことだ。日本未発売。
そのシャンパンは15リッターボトル。ボトルにカーボンを巻くのに、職人が150時間かけて作り上げた。またそのケースは、ラ・ヴォワチュール・ノワールとタイプ 57 SC アトランティークの曲線美から着想を得てデザインされ、ボディの構造はカーボン炭素でできた、光沢のあるブラックボディだ。ブガッティの先進的なハイパースポーツカーのラインナップで使用されている素材とまったく同じように、314枚のプリプレグカーボンファイバーが使用されている。また、ボックス内部にはブガッティ車と同じく、クーリングシステムと14個のファンが内蔵されて、シャンパンはいつでも最高の温度にたもたれています。
ボトルが収まっているのは、ラ・ヴォワチュール・ノワールのテール部分を模した、鮮やかな赤色のテールランプに照らされた台座。またその台座はアルミニウムテールに包まれており、天然のアルミニウムでできたテール部分とBUGATTIの宝飾された文字が豪華なつくりとなっている。
ケースはステンレス製のボタンを押すだけで開閉できる。ドア自体はレーザーカットされたアルミニウムでトリミングされ、特注のトランスミッションで開ける仕組みとなっており、ゴージャスなインテリアが現れる。ドアがゆっくりと開くと、別の自動システムがボトルの首を解放し、閉じている間は固定されている。インテリアには上質なハバナブラウンのレザーが施されている。内装はブガッティのビリヤード台も設計した会社であるブガッティパートナー、IXOによって作成された。
ラ・ヴォワチュール・ノワールは、今週ロンドンの5つ星ホテルであり、世界初のスーパーブティックレジデンスである「The Londoner」でのプライベートイベントで発表された。中にある高級レストラン 「‘8」のワインセラーには多くの高級シャンパンが保管されているが、その中でもシャンパンカーボン ブガッティも多く保管されている。12月1日まで、ブガッティのラ・ヴォワチュール・ノワールは、レスタースクエアの外にある照明付きのガラスの箱の中に展示されていた。