新製品に消極的な富裕層を優しく誘う、ハイブリッドのベントレー フライングスパー オデッシアン

ベントレーは先日、フライングスパーリムジンのハイブリッドバージョンを発表した。でもさ、まだ発売されてはいないこともあるし、いくらV6を電動化ブーストしたからといって、W12として発売されたクルマにV6を搭載しても、すぐには「ラグジュアリー」とは言えないのではないか、など疑う声もあるだろう。

しかし、ベントレーではすでにそのような心配に対応済みだ。このモデルはフライングスパー オデッシアン エディションで、ハイブリッド車のみの設定となっており、新しい製品に対してちょっと消極的なお金持ちの方に、クルーの電気自動車のみの未来に向けて優しく後押ししてくれる一台なのである。日本での価格は30,800,000円となり、すでに受注を開始している。

ベントレー 100 EXPコンセプトからデザインインスピレーションを得ているとのことだが、実際のところ「インスピレーション」とは、フライングスパーのエクステリアの下部、サーキュラーライトの周辺、21インチホイールに施されたローズゴールド(ベントレーでの正式名称ではPale Brodgar)のディテールのことを指している。「ペールブロガーのアクセントと調和するように、6色の厳選されたエクステリアパレットが推奨されています」と丁寧に、しかししっかりと伝えられているが、「ベントレーの全カラーパレットから選択することもできます」とのこと。担当者が選んでくれた色を変えて美観を損ねないようにしてくださいね。

内部は、オデッセイアンのカラーパレットである100 EXPとより明確な美的つながりがあり、素材の持続可能性についても多く語られており、より興味深いものとなっている。シートの背もたれにはツイードが使われているが、これは100%英国産のウールを使用している。また、コア材のオープンポアパネルは、通常内装に使用される光沢のある木材よりもラッカーの使用量が90%少ないそう。

シートにはレザーが使われているが、ベントレーはデザインに使用した1955年製のS1 フライングスパーに、66年前に製造された時と同じレザーが使われていることを指摘している。つまり、絶対に長持ちすることで達成されるサステナビリティなのだ。しかし、ツイードをもっと見てみたい気もするけどね…。

2.9リッターV6ガソリンエンジンと電子モーターの組み合わせにより、最高出力536bhp、最大トルク750Nm、0-100km/hは4.1秒となっている。

ハイブリッドのフライングスパーが最高のスパーであると確信するには、十分な魅力があるかな?あるいは、少なくとも最も関連性の高いもの、くらいは言えるだろうか?

https://www.bentleymotors.jp

=海外の反応=
「このスペック、好き」
「速くて、美しくて、よくできていて、(比較的)燃費も悪くない。何が気に入らないって?」
「しかし、コンセプトにあったブドウの皮を使わなかったのは残念。死んだものよりも、高級ワインの副産物の上に座るという考えの方が好きだし、おそらくもっと長持ちするだろう」
↑「でも、枯れてしまったグレープシードはどうなるんだろう」
「外側の背景が色やディテールを効果的に隠しちゃってるけど。わざと?」
「憧れのクルマの像とはあまりにもかけ離れているので、コア材を使ったサイドボードがあってもいいのではないかと思うな」

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