ポルシェ 新型マカンが予約受注開始、2023年予定のEVマカンと共存

先に言っとくけど、これは、2023年に予定されている新型マカン EVの話じゃない。くどいくらいじゃないと、間違えちゃう人もいるかもしれないから。ポルシェの壮大な計画では、近々発売される電気自動車のSUV(コードネームE-マカン)は、少なくともしばらくの間は現行車と共存することになっている。ポルシェのエンジニアリング・ディレクターであるミヒャエル シュタイナーの言葉を借りれば、それは「顧客や規制当局が選択できるようにするため」であり、「地域によってどのくらいの速さで切り替えが行われるかわからない」ためでもある。

「2023年に電気自動車のマカンが登場する前に、既存のマカンをアップデートするための投資を行います」とシュタイナーは5月に約束した。そして今回、エンジン、技術、外観のアップグレードにより、8年前の車を数年間は比較的新鮮に感じられるようにしたのがこの新型マカンだ。特徴としては、エンジンのアップデート、最新技術の導入、シャープなスタイリング、というものになる。

当初は、価格と性能の順に、プレーンなマカン(754万円)、マカン S(977万円)、マカン GTS(1,188万円)がラインナップされる。近い将来、マカン ターボの改良型も登場すると思われる。

エントリーレベルのマカンは、新開発の265psの2.0リッターガソリンエンジンを搭載し、0-100km/hを6.2秒で、最高速度は232km/hを誇る。マカン SとGTSには、同じツインターボの2.9リッターV6エンジンが搭載され、それぞれ380psと440psを発揮。これにより、次期マカン Sは現行のマカン GTSと同等のパワーを持ち、新型GTSは旧型ターボと同等のパワーを持つことになる。

もちろん、すべてのマカンには7速PDKオートマチックと四輪駆動が搭載されている。日本では、右ハンドルのみの設定だ。さらに、シャシーとサスペンションにも手が加えられ、ポルシェのミドルサイズSUVは、すでに優れたハンドリングを備えているが、さらに運転しやすくなっている。PASMアダプティブサスペンションは、エントリーカーではオプションだが、SとGTSには標準装備されている。Sに加えてGTSには10mmダウンし、旧型GTSよりも剛性を高めた「スポーツエアサスペンション」が標準装備されている。トルクベクタリングとさらに粘るタイヤはオプションだ。

マカンは、ノーズとテールのデザインが変更されているが、見た目には大きな変化はない。GTS(写真上の緑のクルマ/スポーツパッケージ装着)は、ノーズが黒く塗装されているため、その変化が最もわかりやすい。室内も、一見すると微妙に変化しているように見えるが、よく見てほしい。センターコンソールのボタンの多くは、カイエン、パナメーラ、911などに採用されているタッチセンサー式パネルに変更され、ギアレバーも太くなっている。12.9インチのディスプレイは、最新世代のポルシェの技術だ。

2014年の市場投入以来、世界中で600,000台を販売したマカンだが、購入者の約80%がポルシェの新しい顧客だという。さらに、マカンを購入する女性の割合は近年一貫して上昇しており、ポルシェの全ラインナップの中で最も高くなっている。マカンの最大市場である中国では、購入者の60%弱が女性だ。

=海外の反応=
「この手のフロントグリル、好きじゃないんだよな」
「以前のモデルよりも醜く、プラスチックのように見える。思い出せる中で最も悲しいモデルチェンジのひとつだ」
「他のポルシェのラインアップとは相容れない。カイエンはやっぱりかっこいい」

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