ランボルギーニ V12のフィナーレを飾るアヴェンタドール LP780-4 ウルティメ

皆さん、これで最後だ。もう10年以上も販売されている強力なランボルギーニ アヴェンタドールの終焉だけでなく、電動アシストなしのランボV12の終焉でもある。

そう、限定版のアヴェンタドール LP780-4 ウルティメ(Ultimae:タイプミスじゃないよ)が、自然吸気のV12のみを搭載した最後のランボルギーニのロードゴーイングモデルとなるのである。アヴェンタドールの後継車は、今年初めにCEOのステファン ヴィンケルマンが確認したように、V12を使用するけれども、プラグイン・ハイブリッドになる。

ランボルギーニが「伝統的なV12燃焼エンジンのグランドフィナーレであり、あらゆる意味で究極のアヴェンタドール」と呼ぶウルティメは、間違いなく発売された瞬間から非常に高いコレクターズアイテムとなるだろう。とはいえ、350台のクーペと250台のロードスターというかなりの数を生産しているので、まだキミの名前を顧客リストに載せることができるかもしれない。おっと、もちろん、価格はまだ公表されてないよ。

ここに搭載されている由緒ある6.5リッターの自然吸気V12エンジンは、780psを発揮する。これはアヴェンタドール SVJよりも10ps高く(アヴェンタドールSよりも40ps高く)なっているが、ウルティメはかつてのニュルブルクリンクのラップレコード保持者よりもわずかに重くなっている。0-100km/hは2.8秒と言われており、350km/hまで加速することができる。4輪駆動、4輪操舵である。

スタイリングについては、SとSVJの要素を取り入れている。例えば、SVJの固定翼はないけれど、エグゾースト/ディフューザーは残している。インテリアは、「コンフォート」仕様のシートや美しいアルカンターラをふんだんに使用した、より豪華なアヴェンタドールSに近いものとなっている。

さて、これでホントにお別れしちゃう?それとも、もっとドラマが欲しい?

=海外の反応=
「別れに向かう道は、最初はがっかりすることのように聞こえるものだ。
しかし、その結果は素晴らしいものだった。2011年に発売された最初のアヴェンタドールは、最もクリーンなデザインだった。その後、SVが追加され、SとSVJが追加された。最後に発売されたSVJロードスターは、オリジナルのデザインから遠く離れてしまった。これはカウンタックの時とよく似ている。
私は、彼らがこのクリーンで洗練された別れのために、出発点に戻ることを決めたことを嬉しく思う」
「綺麗なデザイン。気に入っている」
「悲しい日になった」
「なんて素晴らしいデザインなんだ。今も昔も変わらない」
「発売されてからずっと、時代遅れになっていないのはスゴい」
「もっとドラマがあってもいいんじゃない?いや、もっと自然吸気の車が欲しい。電気自動車もハイブリッド車もSUVも要らない。特に、ランボルギーニの大きなV12のような輝かしい伝説のために。とても悲しいこと。科学ではなくイデオロギーに基づいた不必要なものであるため、さらに悲しいことなんだ」
「僕の記憶の中では、10年間も販売されていて、なおかつクラスのトップを走り続けることができた唯一のクルマだ。アヴェンタドールに敬意を表し、ランボV12が長生きしますように」
「昔ながらのV12がなくなってしまうのは悲しいことだが、プラグインを使えばパワーが増し、パワーバンドのギャップを埋めることができる」
「フェラーリも、いつか同じ道を歩むのだろうか?すでにハイブリッドV6を搭載した296GTBを発表しているしね」
「おそらく、これまでに作られたV12の中で最も個性的な音の一つだ。さようなら、アヴェンタドール。10年後も、今も変わらぬ美しさだろう」

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