「ランボルギーニ的なスーパーカーに、羽をつけてみた」感じの空飛ぶクルマ

なんかさ、小さいときに「空飛ぶクルマの絵を描いてみよう」ってなったときに描くヤツみたい。ランボルギーニ的なスーパーカーに、羽をつけてみた、って感じ。現代自動車の欧州担当社長が「アーバン・エア・モビリティー」と称して「非常に大きな投資」を行っていると述べたわずか数時間後、スロバキアの小さな会社「クラインビジョン」が製作した空飛ぶ自動車が、ニトラ市から35分のフライトを経てブラチスラバ空港に着陸した。そう、皆さんが見ているのは本物の空飛ぶクルマなのだ。

「エアカー(AirCar)」は月曜日の朝6時5分にブラチスラバに着陸した。その後、翼と尾翼は3分以内に自動で格納され、創業者であるステファン クライン教授の運転で街の中心部へと移動した。

エアカーは、160bhpのBMW製エンジンを搭載し、これまでに40時間以上のテスト飛行を行い、142回の着陸に成功している(このクルマには滑走路が必要。ドローンのような垂直離陸はできない)。最高高度8,200フィートでの飛行、190km/hでの巡航が可能だ。次のプロトタイプでは、300bhpのエンジンを使用し、300km/hで965km以上の巡航が可能になるという。そのようすは一番下の動画で確認しよう。

このような「クルマ」が本当の意味でのメインストリームになることはあるのだろうか?

=海外の反応=
「折りたたみ式の翼を持つ軽飛行機という、いつものナンセンスなものだ。空飛ぶ自動車ではなく、それには私たちにはない技術が必要。これまで何十年にもわたって提案されてきた多くの同様の提案と同様に、この提案も無駄に終わるだろう」
↑「それな。空飛ぶ「自動車」はすべて小さな飛行機に過ぎない」
「正直なところ、これまでの「空飛ぶ車」の中では、この方が面白いと思う。一つは、完全に自動化されており、「取り外し可能な翼」を持った車とは異なり、一人でシームレスにモードを切り替えることができること。もうひとつは、広くて手頃な価格の自宅のガレージに駐車でき、ハンガーを借りることなく飛行できること。そして最後に、600マイルの航続距離があれば、人はたくさんの場所に行くことができるから。そして、そこに到着したときには常に車があるってことで。確かにニッチな製品ではあるけど、これは面白くなってきた」
↑「確かにニッチな製品だね。これまでのよりもはるかに優れたパッケージだけど、運転免許証だけでは使いこなせないと思う。もしあなたがパイロットの免許しか持っていなかったら、運転できるのだろうか?」
「かつて自分で飛行機を所有していた私の考えとしては。空飛ぶ車と呼ばれるものとの違いは、器の形だけだね」
「これは、同じものの6回目のブランド再構築のようなものだろうか?この時点でつまらなくなってきている。飛行機や車を飛ばせるのは素晴らしいが、それでもかなり役に立たない。飛行機を買って飛ばせるだけのお金があれば、目的地で車の送迎を買ったり、ちゃんとした車を借りたりするお金があるはず。プライベートで飛行機に乗るのであれば、なおさらリムジンサービスの心配はない。
しかし、例えばサウジアラビアの上空を飛行しなければならないような、ある種のスーパーリッチな人であれば、この車のような商品を購入することも考えられるだろう。気の向くままに車道を確保できるほどのお金持ちで、法律にも精通している人なら、公道に着陸しても大丈夫かもしれないね。
しかし、そのような人でも、無限に供給されているわけではないし、製品の需要は、十分な数の人が購入すれば減少していく。買うことができないもので、仲間に持っていることを自慢できるものが大事なのだから。例えば、10人の首長や10人のアジアの奇抜なビジネスマンが買ってくれても、"億万長者はみんな持っているから、俺は彼らよりいいものが欲しいんだ!"となって、消えてしまうのだ。
もし科学がそれほど高価でなければ、金持ちは自分を追い越して最高の研究室を買って運営するに違いない」
↑「"空飛ぶ車"というコンセプトは死んだと思ってた。所有することに意味があるとは思えないし(先ほどおっしゃった「自慢できる」という点を除いて)。専用の飛行機と専用のスポーツカーを買えば、それぞれの仕事に非常に適したものになります。空飛ぶ車は、何もできない達人みたいなもんだ」
「ボートカーはもっとシンプルなアイデアだったけど、普及しなかったよね。さらに、車のメンテナンスができない人(タイヤがはげているなど)が多いので、飛行機に乗るのは大変だし、地元の空港まで間違った方向に30マイルも運転して、実際の目的地から50kmも離れたところに着陸しなければならないのだから、ありがたくない。また、環境に優しいオプションとして、車よりも多くの燃料を使用することになるしな」
「僕の記憶だと、空飛ぶ車構想は70年代からあったような気がする」
「そう、この手のものはどんなにうまくいっても、決して悪いものにはならないのだ。でも、僕にはとてもクールに見える」

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