ポルシェ 911 GT3 ツーリングパッケージが帰ってきた。予想通り、992世代のサーキットスペシャルは、えーと、ロードスペシャルも生み出したってわけだ。ポルシェ・モータースポーツ製品の王様、アンドレアス プレニンガーは、991世代のツーリングが大ヒットしたことを認め、「毎週末にサーキット走行をするわけではなく、もっと密かにGTカーを運転したいと思っているドライバーのために」と語っている。
この言葉、響かない?ここで、知っておいていただきたいことがある。新しいツーリングパッケージは、これまでと同じように、GT3の後部から固定ウイングを取り去った。価格は2,290万円、重量は1,418kg(マニュアル車)となっている。
先代のツーリングパッケージの仕様は、これだけだった。しかし今回は、追加費用なしで6速のスティックシフトを7速PDKに変更することができる。
今回は、ビジュアル面での差別化も図られている。スポイラーがなくなっただけでなく、ツーリングの窓周りにはシルバーのトリムが施され、フロントのスタイリングもブラックからボディカラーに変更されている(写真のナンバープレートの下を見てね)。インテリアでは、アルカンターラがレザーに変更されている。これにより、オタクっぽさがなくなり、よりラグジュアリーな雰囲気になった。
標準的なGT3の0-100km/h加速が3.4秒、最高速度319km/hに変化があるかどうかはわからないが、ポルシェは電子制御で伸びるスポイラーにより、固定ウイングのクルマと同じ高速ダウンフォースを約束している。
また、ツーリングでサーキット走行を楽しみたいという人のために、カーボンセラミックブレーキとカーボン強化プラスチック製のバケットシートがオプションとして用意されている。もちろん、価格があと150万円高くなっても構わないということが前提だけど。
さて、ウェブ上の潜在的ドライバーの皆さん。この992GT3を手に入れたいと思わない?
=海外の反応=
「めっちゃいい」
「ここまで来ると、アカデミックなものを感じるね。GT3のように、一般の人が実際に注文する可能性はほとんどない」
「ダックテールを復活させる絶好の機会を逃したのではないか?GT3にはミニダックテールがあった。大きなウイングを消して、ダックテールを残せばいいのに…🦆」
「ツーリングの方なら、PDKのが良さそう」
「他のGT3と比べても断然いいね。リムも豪華だし」
「クリス ハリスがこの驚愕のマシンを手にしてどれだけ興奮するか想像に難くない。…彼のお気に入りのクルマがマニュアルの911 GT3ツーリングであることは知っているけれど、もし彼のノーマルGT3のレビューが何かの参考になれば、ポルシェは新しい顧客を獲得することになりそうだ…。個人的には、GT3やGT3 RSを買う意味はないと思っている。それなら、同じ金額で本物のGT3レーシングカーを買った方がいいかもしれないし」