03 トーテム GT エレクトリック
電気駆動のレストアモデルは、かなり偏ったものになるようだ。トーテム アウトモビリの最初の作品は、まさに「二極化」の様相を呈している。ご覧のように、これはアルファ ロメオ ジュリア GTのレストア車で、電気を使って表現されているもの。
電気満載。GT エレクトリックと名付けられたこの車は、518bhpを誇る。これは、オリジナルのジュリアGTの192bhpよりもはるかに多く、新型アルファ ジュリア クアドリフォリオよりもかなり多い値だ。さらには、あの新型アルファ GTAのパワーにもわずかに及ばない程度まで迫っている。
トーテムはまず、1970年代のGTジュリア1300/1600を解体し、前述の518bhpが構造全体を崩壊させないように、手作業でフレームを補強・調整するという、冒涜的ともいえる行為を行った。なお、冒涜的かどうかは、皆さんのご判断に任せる。