200km/hまでイケる!ポルシェ タイカンのルーフボックス

何かをオーバーエンジニアリングするとしたら、それを実行に移すのはポルシェだ。ポルシェ テクイップメントの新製品「パフォーマンス・ルーフボックス」が、まさにそれ。このような非常に常識的なアイテムが、どうしてこのような刺激的な修飾語をつけることになったのか不思議だ。実際の風洞実験でタイカン クロスツーリスモに取り付けられた開発写真をご覧あれ。

重要なのは、480リッター/75kgの積載量と、3枚のスノーボードを飲み込めることでだろう。そして聞きたいのは、ポルシェが最高時速200キロでテストしたという統計だろう。

「ポルシェは、高速走行時にも追加のラゲッジスペースを利用したいという多くの顧客の要望に応えています」と、ポルシェは自分のことを三人称で語っている。「このテストでは、空力特性とハンドリング特性に関する包括的なテストが行われました」

「また、車両全体のテストの一環として、数千キロに及ぶテストコースを走行し、ルーフボックスを装着した車両の高速走行時のコントロール性に焦点を当てました」と説明している。

つまり、ルーフボックスをトラックデイの日にサーキットに持ち込んでも、リアアクスルに一対のスペースセイバーが付いているように、ルーフボックスを載せたタイカンが突然横に倒れることはないということだ。また、ポルシェは風洞実験により、空力特性と洗練されたデザインを実現している。空力特性は、フル充電時の航続距離を大幅に短縮するために有効なのだ。

良いニュースはそれだけではない。パフォーマンス・ルーフボックスを1,150ユーロ(15万円)で購入すると、保護カバー、オプションで貼ることができるポルシェのステッカー、2組のグローブが付いてくる。さらに350ユーロ(4.6万円)を追加すると、3色のカラーバリエーションからカスタマイズが可能になる。そう、このルーフボックスは、本当に作り込まれたものなのだ…。

=海外の反応=
「クルマだけではなく、アクセサリーも優れたものにしたいと考えるポルシェの熱心なエンジニアを愛してやまない。 近いうちに、風洞実験で承認され、空気力学的に高速でテストされたポルシェのパフォーマンストレーラーが登場して、さらに多くの荷物を運べるようになるかもしれないね」
「ポルシェは、タイカン(およびその他のハイブリッド車やフルエレクトリックモデル)のプロモーションとドライブのために、スイスのアルプスやイタリアの様々な峠、さらにはルーマニアの美しいトランスファガラサン道路など、様々な素晴らしい場所への「古き良きヨーロッパの旅」を行った。カルパチア山脈にハイブリッドとフル電動のポルシェを持って行ったことを知らない人のために説明すると、その地域全体で電力が全く充電されていない美しい山道に到達することができたのは、電動プロモーションの全車両を高速充電するために高電圧を供給するセミトレーラーという優れたバックアップがあったからなのだ。3台のタイカン、4台のパナメーラ E-ハイブリッドと2台のE-パフォーマンスモデル…。全体的に見て、写真撮影のアルバムは大成功だったと思うし、ブランドは新規顧客獲得のための素晴らしい宣伝効果を発揮したと思う。こういったルーフボックスは、おいしいケーキの上のチェリーのようなものだと思う(ルーフに最大480リットル/75kgの積載量があり、時速124マイル/約200kmで走行できるのは非常に印象的)。無意味なことなど何もない。このテストを行わずに「課題をパスする」こともできたが、彼らは新たな挑戦のように受け止め、改良しながら手を加え、調整し、テストし、顧客のニーズに合わせてカタログに別のオプション製品を追加したのである。これは少し前に「お客様に満足していただくための忍耐と献身」と呼ばれていたけれど」
「これはアウトバーンでは意味のあることだと思う」
「それよりも、様々な速度での航続距離にどのような影響を与えるのかに興味がある。経験上、空力特性の違いが航続距離に大きな影響を与えることがあったから」
「私のタイカンにルーフボックスを付けて家族を乗せても200km/hで走れることがわかってよかった」
「週末におばあちゃんを連れて行くのに最適な方法」

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