スバルの新型アウトバックが発表され、新型BRZが来ないと嘆いていたイギリス人が安堵

昨年、新型スバル BRZが発表された。しかし、私たちが愛着を感じていた矢先、このクルマがイギリスに上陸する可能性は低いことがわかったのである。

しかし、この新型アウトバックは、スバルがまだ英国でクルマを売りたいと考えていることを証明している。アウトバックは、オフロードに対応したエステートカーで、フロントには洒落にならないほど大きなボクサーエンジンが搭載され、室内には多くの安全装備が詰め込まれているという、おなじみのレシピで仕上げられている。

実際、安全装備はスバルの大きな売りであり、今では世界ラリーの栄光を背景にした小型のターボスポーツサルーンを販売しているわけではない。アウトバックには、スバルの運転支援システム「アイサイト」の最新版が搭載されている。アイサイトは、多数のカメラを使用してドライバーの視界をほぼ2倍に拡大するもので、この最新のアウトバックには、疲労検知システムと、対向車にバックで突っ込みそうになると丁寧に警告してくれるリバースパーキングアシストが新たに搭載されているのだ。

特にユニークなものはないのだが、リバーシングカメラ用のジェットウォッシャーはちょっとしたものです。この車は34,000ポンド(525万円)以下で購入できる大きなエステートカーだが、唯一のパワートレインオプションである2.5リッター4気筒ボクサーターボがCVTオートマチックで4輪を駆動するという事実に満足できるかどうかは別問題だ。スバルは、他のSUVにもハイブリッド技術を搭載しているが、このモデルにはまだ搭載されていない。

このクルマは、「これまでで最もタフなSUV」と表現されており、様々な地形モードやヒルディセントモードが用意されている。かつての強敵、三菱が英国を見限った一方で、スバルは果敢に戦い続けている。しかし、スバルはスポーツカーを武器にするべきなのだろうか?

=海外の反応=
「僕はこのクルマが好き。飾り気がなく、何かになろうとしているわけでもなく、とても正直なクルマだと思う。また、非常に信頼性が高く、頼りになるだけでなく、他とは違う存在でもあるだろう。これまでのスバルと同じように、このクルマもまた未知の領域であり、ニッチな選択ではあるが、スバルが他のメーカーとは違うことをしているという証拠であり、それは賞賛されるべきことなのだ」
「CVT=無し」
「たいていの製品は、何か一つの属性がシャウトされており、そのようなものを中心にモーフィングされているため、オールマイティな使い勝手が損なわれている。このクルマは、SUVやクロスオーバーよりも広い荷室と乗員スペース、実際の地上高、そして進む、遅れる、止まるをコントロールするためのトラクションを備えている。
写真のモデルは、僕が持っている米国のOnyx XTモデルと似ているが、僕のモデルは2.4 DIターボだ。非常に満足しており、多くの機能をテストした。その中には、悪条件や本当にひどい状況のためのデュアルXモードトラクションコントロール/ヒルディセントシステムがあり、歩行者が直立していられないような急な雪や氷に覆われた道路を運転する能力を提供してくれたよ」
「ヨーロッパで販売されている他のスバルもそうだけど、誰がこのクルマを買うのかよくわからない。たとえ自分のライフスタイルに合っていたとしても、それと同等かそれ以上の性能を持ち、これほど多くの妥協を強いられないクルマは他にもたくさんあるし」

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