トヨタ GR ヤリス長期レポート4:GR ヤリスで…水たまりに突っ込む

スペシフィケーション:

トヨタ GR ヤリス

エンジン:
1618cc 3気筒 ターボ

燃費:
12.1km/L,186g/km CO2

パフォーマンス:
0-100km/h 5.5秒 , 230km/h

重量:
1280kg

価格:
29,995ポンド (430万円)/34,375ポンド(495万円) テスト車両/月額5.7万円

写真は、正直言って、ベストなもんじゃない。私がGRヤリスで水没した道路を走っている間、この道の家の人に水没した道路の脇によけて立っているように説得するのに苦労したことを知ったら、きっと驚くだろう。古いGoProではどうにもならなかったんだ。

これは、私が書こうと思っていたことでもない。数日前、私はロータスのエリーゼとエキシージの最終モデルを運転するために、ノーフォークまで往復650kmの旅をしてきたので、GRの長距離性能についてお伝えするつもりだったんだ。しかし、次の土曜日はさすがにダウンしてしまった。私はまず、雨の中を歩いてみたんだ。頭の中に空間を作る。頭を休めると、勝手にアイデアが出てくるものだよ。

このアイデアは、特殊相対性理論のようなものではなかったが、非常に明確な思考プロセスを持っていた。雨が降っているので、水はたくさんある。水たまりの中を走るのは楽しい。あそこにGR ヤリスを停めている。解答はe=mc2ではなく、単純に1+1+1だったけどね。

でも、こういうのが今の私には必要だし、ヤリスの良さでもあるんだ。ぶらぶら歩いてみる。今はあまり遠くへ移動することができないので、地元での冒険が必要だ。家の近くでできるちょっとしたことが、私たちの心を軽くしてくれる。そのためには、小さな4WDホットハッチが何よりも適していると思うのだ。

他に適したクルマはないだろうかと考えてみたが、ひとつも思い浮かばなかった。なぜなら、ラリーマインドを持ったものが必要だから。例えば、アリエル ノマド。それはそれでいいんだけど、服の着こなし方が全然違うんだよね。ディフェンダーはどうかなとも思った。それもいいかもしれないが、大きすぎるし、有能すぎるし、ディフェンダーで危険な雰囲気を醸し出すためには、実際に大きな川が必要だ。

水深15cmまでの水しぶきを浴びるには、GR ヤリス以上のクルマはないだろう。トラックモードにしてトルクを50:50に分け、スタビリティコントロールを緩め、家から8kmも離れていないのに、とても楽しい午後を過ごすことができたのは、こんなことを繰り返していたからだ。前にも言ったが、GR ヤリスはシビック タイプ Rのようにダイナミックな感覚を持っているわけではない。しかし、ヤリスの冒険心、貪欲さ、熱意、粘り強さは、他のクルマとは一線を画している。

ついでに、あのロータスへの旅の話もしておこうかな。素晴らしかったよ。一日にあれだけの距離を運転したのは何年ぶりだろうか。しかし、最後には心配していたほど疲れてはいなかった。高い位置に設置されたシートのせいで腰が少し痛くなり、乗り心地は固く、ホイールベースの短さと運動量の少なさを実感する。すべてが少し乱れていて、忙しく感じられる。リフトオフすると、すぐにスピードが落ちてしまう。これは、軽量、鈍重なエアロ、短いギアリング、4WDのトランスミッションのロスのせいだ。軽い重量、鈍いエアロ、短いギアリング、4WDのトランスミッションのロスなどが原因で、巡航時の経済性が悪くなる。以前に乗っていた、はるかにパワフルなメルセデスAMG A45であれば、まあ11.3km/Lくらいだろうと予測されるような走りっぷりだったのだが、本当は10.3km/Lしか出ていなかったのだ。

また、タンクが小さいため、燃料ランプの点灯を覚悟するなら420kmの走行が可能だ。レーンキープとレーダークルーズは装備されている。レーダークルーズは、クルマをスタートさせるたびに自動的にオンになり、通常は非常にイライラするが(ステアリングホイールのボタンを長押しすることで無効にできるよ)、高速道路では十分に機能してくれる。最大の欠点はサウンドシステムだろう。タイヤの唸りを克服するために一生懸命ペダルを踏まなければならないし、常に音量が最大に近い状態になっている。スマホとつなぐのに問題がなくても、すべてが少し小さい。

要するに、今回の水遊びは決して悪いものではない。あなたも私も、それを期待していたわけではない。むしろ、それ以上に私はそうであって欲しくない。なぜなら、もしこのクルマが長距離走行に向いていたとしたら、5歳児のように夢中になって水たまりに飛び込むような、人生で大事なことをするのにはほとんど向いていないからだ。

走行距離:2369km 燃費:10.3km/L

=海外の反応=
「これでますますGRヤリスが欲しくなっちゃった。願わくば、GRカローラも同じように良いものだといいね」

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