フォルクスワーゲン ID.6をご紹介しよう。これまでに3、4…とあったはずだが、どうやら1つ抜けているようだ。さらに数字上の問題を混乱させるために、ID.6は、7つのシートを持っている。
IDのフルエレクトリックモデルとしては最大のものになるが、今のところ中国のみの販売だ。ID.6には、2輪または4輪駆動、最大航続距離365マイル(587km)、最高出力300bhp、5人乗りまたは7人乗り、CrozzトリムまたはXトリムなど、さまざまなオプションが用意されており、その外観も少しずつ異なる。
しかし、愛着を持ちすぎて、油断してはいけないようだ。なぜならID.6は、フォルクスワーゲングループのMEBプラットフォームが、サイズの点でいかに柔軟であるかを示しているからだ。小型のID.3ハッチやこのファミリーバスを収容しているだけでなく、市場の点でもいかに柔軟であるかを示している。
このクルマは中国のために設計され、中国だけで製造されている。これは、MEBの底面に異なるトップスを装着することが容易であることから、経済的に成り立つ動きだと考えられる。これは、2000年代初頭に流行したNokia 3310のカバーに相当するEVのようなものである。
メルセデスが欧州向けに7人乗りのEQBを導入しているのだから、VWも同じようなクルマを提供しないわけにはいかないだろう…。
=海外の反応=
「VWの電気自動車シリーズは、ロシアの人形、マトリョーシカのように見えてきた。どれも同じでサイズが違うだけ。シリアルの箱でさえ、もっとクリエイティブなデザインを見たことがあるくらいだ」
「欧州で展開するなら、アウディになるだろう。メルセデスに対抗するには、VWのバッチじゃ無理」