♪ババンババンバンバン♬さよならすーるのはつーらーいーけど♪…志村けんが亡くなって1年か、早かったな…。事程左様に別れは辛いものだ。今年初めにフォードと別れたケン ブロックだが、最も大切にしていた3台のクルマを売却することになった。
ジムカーナの伝説的存在であるケン ブロックは、ケン ブロック コレクションから3台の車を売却する。それは、2011年のフィエスタ ST GYM3、2013年のフィエスタ ST RX43、そして間違いなく彼自身が所有している1986年のRS200というクルマだ。それでは、それぞれのモデルについてご紹介しよう。
まず、前者から始める。フィエスタ ST GYM3は、ブロックがフォードとのパートナーシップを開始するきっかけとなったクルマで、ジムカーナ 3に出演し、その過程でブロックはカルト的な人気を獲得した。当然のことながら、これは通常の初心者に優しいフィエスタではない。最高出力600bhp以上、最大トルク895Nm以上のオルスバーグ製2.0リッター ターボエンジンを搭載し、ブロックの行動に耐えられるように継ぎ目のない溶接されたシャシー、ロールケージ、ワイドボディを備えている。
次に登場するのは、ブロックの『ジムカーナ シックス』、『エイト』、『テラカーナ』の主役であり、数え切れないほどのタイヤを破壊してきたフィエスタST RX43だ。今回は、Pipoデザインの2.0リッターターボエンジン、サデブ製6速シーケンシャルギアボックス、Mスポーツカスタムデザインのボディとインテリアを採用している。また、ルイス ハミルトンのF1マシンとのレースにも登場し、ケンがグローバル・ラリークロスで初優勝する原動力となった。ただのフーリガンではないのだ。
最後にご紹介するのは、ブロック氏が1986年に所有していたRS200であり、彼自身の言葉を借りれば「ドリームカー」だ。なぜ彼がこのクルマを手放そうとしているのか、不思議でしょうがない。グループBのホモロゲーション・ルールのために200台のみ製造されたうちの80台目だ。もちろん改造されており、700bhpを超える2.1リッターのターボエンジンを搭載している。
また、独特のマットブラック塗装、Recaro社製バケットシート、KW社製車高調、Rotiform社製ホワイトホイールなどを装備している。さらに、このクルマは公道走行も可能だ。
RS200に付けられた唯一の表示価格は55万ドル(6,000万円)だが、興味のある方はご覧ください。だから、ケン ブロックにとっては♪さよならすーるのはつーらー♬くなさそう。だとしたら、これで以前のパートナーとの思い出を過去のものにすることができるね。
=海外の反応=
「そのRS200は、間違った人に渡しちゃキケン」
「RS200は、自分には似合わないって、わかってるんだ。他のクルマもかっこいいけれど、RS200の「専用の冷蔵庫」のようなクールさにはかなわないね」
「哀れなエスコート コッシーを思い出すな」
「あのRS200は過大評価されているから、彼はうまく現金化しているね。他のクルマは…シーズンごとに交換する必要があるのでは?引退したクルマを何桁ものドルに変えた方がいい」