まるでターミネーターT-1000のように、不気味に輝くカーボンの織り目。フォードが放つ究極のマスタングは、塗装という名の“鎧”すら脱ぎ捨てた。
クラシックCASIOなら公式CASIOオンラインストア
外車限定の車買取サービス【外車バトン】
これは、クルマではない。むしろこれは、ポルシェ911 GT3 RSが見る悪夢の燃料だ。ようこそ、フォード マスタング GTD リキッド カーボンへ。それ自身のホラームービーが必要なほど、恐ろしいマシンである。
フレンドリーなディーゼルゴルフ(GTD)と同じ名前を持つにもかかわらず、これはフォードが、同社のニュルブルクリンクチャージャーを、さらに“ヤバく”するための方法だ。なぜなら、明らかに、標準のクルマはあまりにおとなしすぎるからだ。
そして見よ、フォードは塗装ブースをスキップし、ドアの板金を、接着されたカーボンファイバーに置き換えた。その結果生まれたのが、完全にカーボンファイバーが剥き出しのクルマなのである。実際、「フード、ルーフ、リアデッキ、そしてリアウイングのカーボンの織り目は、車両の正中線で完璧に一致している」と、フォードは述べた。
フォードはまた、オプションの「パフォーマンス」パックを標準装備として投入した。つまり、このカーボンファイバー剥き出しのボディには、新しいダイブプレーン、より大きなスプリッター、リアウイングのDRSフラップ、アンダーボディのフラップ、そして、このクルマの遮音材と、最初から豪華装備なのである。
室内には、ドアカード、センターコンソール、ダッシュ、そしてステアリングホイールに、ブラックレザーとダイナミカ・マイクロファイバースエードが見られる。加えて、いくつかのライムグリーンのステッチも。また、「シートの中央に、反射性のあるセンターグラデーション」もある。なぜなら、まあ、この段階に至っては、なぜやらない理由があるだろうか。
この細心な軽量化の結果、「リキッド カーボン」は、パフォーマンスパック付きのGTDカーボンシリーズと比較して、わずか6kg弱を削り取った。
大盛りのランチを食べて、すべてを台無しにするなよ。いや実際、ドライバーは何も食べるな。なぜなら、このGTDには、非常にヤバい5.2リッタースーパーチャージャー付きV8が搭載され、804頭のアメリカンホースを後輪に送り込むのだから。これは、最速の市販マスタングだ。ちくしょう、史上最速のフォードだ。そして、あのワイルドなコルベットZR1Xがその王座から叩き落とすまでは、ニュルブルクリンクにおける、最速のアメリカ車でもあった。
「マスタング GTD リキッド カーボンをデザインしていた時、これらの小さなディテールが存在することが不可欠でした。なぜなら、それらはマスタングGTDのような車両を製造し、そしてマスタング GT3で世界の舞台で競争し、勝利するために必要な、配慮と注意を物語っているからです」と、GTDデザインマネージャーのアンソニー コラードは語った。
その通り、このクルマはマスタング GT3にインスパイアされている。もっとも、冒頭で言ったように、我々は、これが本当にクルマなのかどうか、定かではないが…。
アルファ ロメオ 33 ストラダーレ/ランド ノリス✕R32 東京ナイトドライブ/R35日本取材:トップギア・ジャパン 068
このクルマが気になった方へ
中古車相場をチェックする
ガリバーの中古車探しのエージェント
今の愛車の買取価格を調べる カーセンサーで最大30社から一括査定
新車にリースで乗る 【KINTO】
安心、おトクなマイカーリース「マイカー賃貸カルモ」
年間保険料を見積もる 自動車保険一括見積もり
【tooocycling DVR80】
箱バン.com
=海外の反応=
「うーん、何だって? これをやって、6kg弱しか削れてないのか? じゃあ、もう一度聞かせてくれ。一体、何の意味があるんだ?」