トミ マキネンのエボ VIをはじめ三菱自動車UKの全遺産をオークションに出品

三菱が英国に新車を導入する予定がないこと、そして今後欧州に導入するのは、ルノー・日産アライアンスとの提携による新車のみであることは、もうご存知だろう。

残念なことに、この決定はUK三菱が14台のヘリテージ車両をすべて売却することを意味している。そのコレクションたるや、なんというものだろう。

まず、エボから始めてみよう。最初のエボは2001年に製造されたトミ マキネンのエボリューション VIで、3台ある。ボンネットにはマキネン本人のサインが入っているものだ。また、2008年製のエボ IX MR FQ-360 HKS(走行距離は8,000km以下)や、2015年製のEvo X FQ-440 MR(ブランド創立40周年を記念した440hpのスペシャルエディション)もある。

また、英国で登録された最初の三菱車である1974年製のコルト ランサー 1.4や、同年製のコルト ギャラン 2.0もコレクションに含まれている。また、1980年代後半に製造されたギャラン GTi ラリーレプリカや、ブリティッシュラリー選手権で優勝したガイ ウィルクスのエボIXなど、三菱ならではのラリーカーも数台展示されている。

次は、スタリオン ターボ、3000GT、そして三菱ジープ、Mk1とMk2のショーグンといった4WD車のカップルも。また、2015年に発売されたアウトランダーPHEV Mk1も忘れちゃいけない。

オークションは4月中にAutoAuction.co.ukで開催され、すべての出品物は予約なしで販売される。ご紹介する最後の1台は、下の写真にある、トップギアで特集したL200 プロジェクト スウォームだ。欲しいと思っている方は多いのではないだろうか?しかも、この車はたった一人の「非常に慎重な」オーナーしか乗っていないし…。

=海外の反応=
「三菱は自社のレガシーコレクションを売るほどレガシーを大切にしていないのかと思うと悲しいね。三菱は新しいランチアのようにも見えるし」
↑「正確には三菱ではなく、英国三菱だね。しかし、このオークションの意図が明らかに「イギリスにはもう戻らないだろう」というものであるだけに、非常に残念」
「EUに加盟していないことが、今後UKでクルマを売らない理由になるのだろうか。EU諸国と比較して、三菱のクルマの輸入関税が高いことがね」
「スタリオン、大好きだったな」
「ギャラン VR4がないって?やりなおし」
「なんかさ、毎週のように、イギリスに新車を持ち込む価値がないと判断するメーカーが出てきているように感じるんだけど」
↑「悲しいかな、EUの排出ガス規制のために、その価値はない。世界のメーカーが生き残るために、ヨーロッパは必要ないってことだよ」
↑「気づいていないかもしれないけど、私たちイギリス人はもうEUの一員ではないんだ。
そして、三菱はまだEUで新車を販売するつもりだ。

だから…キミの議論にはあまり意味がないと思うよ」
↑「いずれにしても、英国は欧州の他の地域なしにサービスを提供できるほど大きな市場じゃないんだ。EUで販売される三菱車は、ルノーとの提携によるものだけ」
↑「しかし、EUの排ガス規制にもかかわらず、彼らはヨーロッパでクルマを販売している。もし三菱が本当にイギリスでクルマを売り続けたいのであれば、ルノーアライアンスの車を売ることができるはず。明らかに、ブレグジットに伴う余計なお役所仕事やコストは、得られる利益を無効にすると判断している。

言い換えれば、世界的なメーカーとして、生き残るためにイギリスは必要ないと判断したのだ。しかし、ヨーロッパは必要なんだよ」
↑「ブレグジットとは何の関係もないよ。左ハンドル市場ではレッドバッジのルノー、UKは右ハンってことで」
「きっと、EUの5億人ではなく、イギリスの8,000万人が必要…、なわけないだろ?」

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