三菱がジャパンモビリティショー2025で、改良新型となる「デリカD:5」を発表した。単なるミニバンではなく、悪路走破性を追求した「オールラウンドミニバン」として独自の進化を遂げている。ランエボ譲りの四輪駆動制御「S-AWC」の採用や、よりタフさを増した内外装の変更点を詳しく紹介する。
三菱は2021年に英国の舞台袖に姿を消したかもしれない(三菱自動車は、経営資源を東南アジア市場などに集中させるため、2021年をもって英国を含む欧州での新車販売を終了した。そのため、この記事は英国のファンが「日本で起きていること」を羨望の眼差しで見ている、という文脈で書かれている)が、だからといって、彼らが何をしているか、我々が見張るのをやめたわけではない。そしてもちろん、母国市場の日本では、いくつか素晴らしいことをやっている。この素晴らしい新型デリカ D:5を見ろ!
東京モビリティショーでプロトタイプとして発表された、この「オールラウンドミニバン」については、まだ詳細はそれほど多くないが、フルモデルチェンジというよりは、フェイスリフトのようだ。ちなみに、これは2019年のフェイスリフトに続くものであり、その2019年のフェイスリフトは、5代目デリカが2007年に最初に発売されてから12年後のことだ。つまり、しばらく経っているわけだな。
まあ、壊れてないなら、それでいい、だろ? 我々が聞くところによると、D:5は「強化された操縦安定性、向上した路上ハンドリング、そしてより堅牢なスタイリング」で「進化した」という。新しい外観には、大胆で切り立ったフロントグリルが含まれ、一方、リアはライトの数を減らし、デリカのブランドロゴを背面に再配置することで、すっきりとした印象になっている。よりアグレッシブなオフロードらしい見た目のための新しいアーチもあり、その下の隙間は新品の18インチホイールが埋めている。どうやら三菱は、「より高い重心の印象を与え、高いオフロード走破性を表現」したかったようだ。ああ、我々はリフトアップされたバンが大好きなのだ。
室内には、新しいデジタルメーターディスプレイと、防水シート用の新しいレザー/スエードを備えた、アップデートされた内装が広がる。どうやらカーキ色のステッチと、いくつかの新しいUSB-Cポートもあるようだ。洒落ている。
三菱はまた、全輪駆動システムにも手を入れており、今や、トラクションを最大化するために各車輪を個別に駆動・制動する、S-AWC(スーパーオールホイールコントロール/ランサーエボリューションなどで培われた、三菱自動車独自の四輪駆動制御システム。駆動力と制動力を四輪それぞれで最適にコントロールし、高い走行安定性を実現する)システムを使用している。パワートレインについての言及はないので、依然として同じ2.2リッターターボディーゼルエンジンと8速オートマチックギアボックスだと考えていいだろう。
なんという素晴らしい代物だろう。一緒に写っている、ちっちゃなデリカミニ 軽カーも同様に。そちらは今年の初めに発表されたが、東京のショーで正式に受注が開始された。
「先進技術の時代にあっても、我々は運転の純粋な喜びにコミットし続け、冒険心を呼び覚ますモビリティ体験を刺激することを目指します」と、三菱自動車の社長、加藤 隆雄氏は語った。
完璧な2台持ちガレージの例じゃないか? そうだろう?
400号記念:UK400マイルロードトリップ/フェラーリ F80/フェラーリハイパーカー:トップギア・ジャパン 069
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=海外の反応=
「いいね。AWDの7/8人乗りで、キャンピングカーサイズのクルマは、選択肢が多ければ多いほどいい! でも、こいつはちょっと短すぎるように見えるな」
「ひどい見た目だ。あとはマンソリーが、これをさらに「良く」チューニングするのを待つだけだな。あるいは三菱が「エボ」バージョンを作るとか」
「あのミニデリカは、衝撃的なほど愛らしいな。三菱からあんなのが出てくるとは思わなかった。「退屈」というのが、この会社の今の姿に普通連想される言葉だからな、結局のところ」




