ミルスペック オートモーティブのハマー H1、フルレストモッドで4,500万円

周知のように、GMはハマーの復活に向けて、1,000bhpの全電動式「スーパートラック」を準備している。このファーストエディションは、ありとあらゆる技術をフル装備しており、価格は112,595ドル(1,250万円)になると言われている。

しかし、もっと高価でいいから、もっと古くて、もっとディーゼルらしいものが欲しいと思ったらどうだろう?そしてそれが、この「ミルスペック オートモーティブ M1-R」である。

米国ミシガン州にあるミルスペックによれば、このRは「新しいM1シリーズの特注ハマー」の最初のモデルであり、フル装備のファーストエディションとも言えるものだという。M1の価格は299,500ドル(2,500万円)からだが、Rにはレストモッドのオプションがすべて適用されているため、412,000ドル(4,500万円)にもなるんだって。痛いね。

最大のオプションは、エンジンだ。ミルスペックでは、2006年型ハマーの6.6リッターDuramaxディーゼルを使用しているが、ここでは800hp以上のパワーと1,627Nm以上のトルクを発揮するようにリビルドされている。これで十分ではないだろうか。たぶん。

ルーフがないにもかかわらず、かなりの重量があると思われるので、6ピストンのブレーキがこのクルマを止めるのに便利だ。また、エアロッキング ディファレンシャルやロッドホールのロングトラベル レーシングサスペンションも装備されている。

ケブラーコーティングが施されたエクステリアは、これまでのH1のイメージを踏襲しているけれど、ここではオリジナルのH1 コンペティション・イエローをベースにしたカスタム・シェード・イエローで仕上げられている。ミルスペックでは、巨大なアーミートラックがさまざまな光の下で輝くように、ペイントに少しだけメタリックフレークを加えている。なんて素敵なんだろう。

駆動系を高くしたことで、H1の車内は広大なスペースが確保されている。ミルスペックによると、プラスチックをひとつ残らず取り除き、その代わりにイエローのナッパレザー、陽極酸化金属、ビレットアルミニウムのパーツを使用しているとのこと。電子制御式ハンドブレーキやデュアルゾーン・クライメートコントロールも装備されている。とはいえ、「究極のラグジュアリー」とまでは言えないかもしれない。

でも、ネットの皆さんなら、喜ぶかもね?

=海外の反応=
「フォード ブロンコのがいいなあ」
「お金があったら絶対に買うね。でも、あのダイヤモンドステッチと、あんなに明るい内装色はちょっとカンベン…」
「軍隊からは室内の広さが足りないと苦情が出ていた。思春期の私は、実際に見てみるまでは、これは素晴らしいものだと思っていたが、実際に見てみると、巨大な乗り物で、自分にはどうにもフィットしないことがわかった。シュワルツネッガーはどうやってこれを乗りこなしたのかわからない」
「ベーシックなローコストモデルを押し出せば、もっともっと売れるかもしれないのに…」
「これは、ミシガン州の錆びついた地域で、以前は失業していた地元のキッズたちが作ったものだ。これらは素晴らしいものだが、古いハマーを手に入れて、その半分以下の費用でプロの手で再改造することができると思う」
「控えめなのがいいね。ミルスペックでは繊細さがまだ生きている。ダイヤモンドパターンのステッチが施されたイエローレザーは、ほとんど存在感がないくらいだ」

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